うさぎさんの正体は狼でした【JK】

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今日は定時に間に合わず1時間ほど遅れてしまった。







ジョングクは帰っただろうか。







いつもは行かないスーパーで簡単なものを買って帰ることにした。









『ただいま、。』








一人暮らしを始めてからただいまだなんて言わなくなっていた。









久しぶりに言ったけれどやはりどこかもどかしい。









しんと静まり返った暗い部屋。









『帰っちゃった、か。』








たった数時間を共にしただけでこんなに情がうつるものなのか。








ジョングクがいなくなっただけで心の中は空っぽになったようだった。








『なん、で。』








頬に温かいものを感じて拭ってみれば目から涙が溢れていた。








『1人に、しないでっ、。』








もっと家族に頼るべきだったんだと思う。オッパが握ってくれた手を握り返すべきだったのかもしれない。








勝手に離れていったのは私なのに。









両親からの心配に大丈夫、なんて返さなければ良かったのかもしれない。









こんなにぼろぼろになっている私の身体に今更気づいた。









それも束の間、ガチャっと音がして玄関を見ればさっきまであれほど求めていたジョングクの姿があった。








JK「え、なんで泣いて、。」















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