うさぎさんの正体は狼でした【JK】

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隣で倒れる男は青っぽいグレー色で染まった目をこちらに向けた。








思わず息を飲むほどだった。








『あ、上がりますか、？』









なんでそんなことを言ったのかは自分でもわからない。








会ったばかりの自分と同い年くらいの男を家に上げるなんて、兄にばれた時は殺されそうだ。








まぁ、一大事だし、？









・









『どうぞ。』









家に上がり暖房をつけ水を差し出す。









流石に水だけなのはどうなのかと思い気持ちばかりのホットココアも置いておいた。








男はグラスを傾けぐいっと一気に水を流し込むとすぐに立ち上がった。









「どうも、。」









足をふらつかせながら玄関へ向かう彼に対して私は何を思ったのだろう。









『待って、傷の手当てします。』









さっきよりも自分がわからない。








「いや、いいで



『せっかくココアも入れたんですから飲んでってくださいよ。』」








そう言うと男はしぶしぶソファへと座り直した。









救急箱を取ってきて少し距離が空いたところに腰を下ろす。











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