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TH「俺らが出会った時もこんな景色だったんだよ」
そんなの、見ていなかった
TH「ここの海はすごく綺麗。というより、自然に包み込まれているよね。
、、、ソウルなんかとは全然違う」
自分のいたソウルへの皮肉も含まれているのだろう
『私、海って嫌い。すごく、汚いもの。だから私が死ぬ時は自分に合った汚い海で終わらせたかったんだ』
綺麗と言ったオッパと違うことを言い出す私にオッパは何も言わずに海を見つめていた
『みんなが綺麗というこの海でいつも汚く歩く私が死んだらどんな反応をするのかずっと気になってた。最初に見つける人はなんて言うのかなって』
TH「A、
『でも、今日はすごく綺麗だね。オッパといるからかな』」
そう言ってオッパを見ると眉を下げて笑っていた
死ぬ、なんて言葉を使ってほしくなかったのかもしれない
悲しい、困惑、よくわからない出会ったばかりのオッパと同じ顔をしていた
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作者名：ぷよ
| 作成日時：2021年10月8日 1時
