【暗殺教室×東方project】双子の暗殺者がE組に来たようです【◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆＆空石雫月、合作】 (ページ38)

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姉失格by空石雫月ページ38

叶said
「奏ー！」
奏は私を見るとわかりやすく顔を歪めた
『はぁ？なんでここにいるわけ？』
「渚達を連れてきた」
『そうなの？殺す対象が増えて嬉しい！』
狂気的な笑みを浮かべて言った
背筋がゾクッ…となる
「あんたは…なんで…殺しを楽しんでるの？」
『楽しいものは楽しい』
「普通に考えてありえないよ?!殺しが楽しいなんて！」
今まで笑顔だった奏が無表情になる
『じゃあ聞くけどさァ？…普通って、何？みんながしてることが普通なの？私は普通じゃないの？私だって…普通に過ごして普通に笑いあって……普通に…生きたかった…!!!』
初めて聞く奏の本音だった
『叶姉はいいよね…死神に拾われて優しく育ったんだから。必要時以外人を殺さなくてよかったんだから！私は自分の意思に関係なく人を殺さなきゃいけなかった！最初は私も嫌だったよ?!』
奏の目から涙があふれる
『でも…そういう感情を捨てないとやっていけないんだよ！私は所詮普通じゃないんだよ！だから……だから私は！生きてちゃダメだったんだよ！』
聞き覚えのあるセリフだった
このセリフは………
？「私も一緒だぜ」
『魔理沙…?!』
そうだ。魔理沙が言っていたんだ
魔理沙「私も一緒だ。だけどな。人は誰か1人だけでも自分を望んでいてくれている限り生きていい理由があるんだよ。私はお前に死んで欲しくない」
『…魔理沙に何がわかるの…？』
魔理沙「分かるさ」
『分かるわけない！』
魔理沙「分かる！だって私たち…相棒、だろ」
『うっ…わぁあぁあぁああぁぁぁぁ!!!』
奏が泣き叫ぶ
魔理沙「ごめんな。あの時置いていって。ごめんな。お前の悩みに気づけなくて」
ああ…そういうのは私が言わないといけなかったのに…
本当に私は姉失格だ……

［あとがき］
泣き叫ぶってどんな風にしたらいいんだろ…？