里穂side ページ17
少しだけ 目にかかる黒い前髪
くっきりとした二重瞼に
女の私でも羨ましく思う程 プクッと膨れた涙袋
小鼻は丸いのに 横から見る彼の鼻は高くて
その下にある形のいい唇から
しばらく私は 目が離せないでいた
フーッと
薄い上唇を少しだけ尖らせながら白い煙を吐くニ 宮さんの瞳が
真上にある照明に照らされキラキラしてる
ドク ドク⋅⋅⋅
心臓が動く度に自分の体に振動が伝わってくる
里穂 「 もう 無理⋅⋅⋅ 」
好きで 好きで
ずっと会いたいと願っていた人
もっと近くで見ていたいのに
自分の心臓の動きにすらついていけなくなって
私は両手で顔を覆い俯いた
「 ごめん 煙草だめだった？ 」
フーッと勢いよく息を吐く音がきこえ
手を除けると
分厚い手で灰皿に煙草を押し付ける彼の姿が目に入った
正直
男の人に優しくされる事には慣れていた
でも それがニ 宮さんだと
堪らなく嬉しくて⋅⋅⋅
気がつくと
私はその手に自分の手を重ねていた
里穂 「 そうじゃないです
ニ 宮さんが かっこよすぎて死にそう 」
「 フフッ⋅⋅⋅ 里穂ちゃんってさ
よく死にそうになるんだね？ 」
俯きながら 軽く微笑み
少しだけ舌っ足らずな言い方で私を虐める
自然と私の手を解きながら向きを変え
ソファーの背もたれに腕を置いたニ 宮さんが
私を見つめた
「 里穂ちゃんはさー この仕事が好き？ 」
少しだけ 上目遣いに私に話す
里穂 「 はい 」
「 この業界ってさ
誰でも入れるって訳じゃないじゃない 」
背もたれに置いている左側の手で
ゆっくりと顎を触りながら私に問いかける
里穂 「 ⋅⋅⋅はい 」
「 なら
俺みたいなので いられなくなるのはやめといたほうがいいよ？ 」
ニ 宮さんは
この言葉を
何度も女性に言った事があるかのように私に話した
何かを犠牲にして得た幸せは
本当の幸せなのか
きっと
ニ 宮さんの考える幸せはこうであって
私自身の幸せを 私は自分に問いただした
大好きな人を目の前にして
何もしないなんて
そっちのほうがずっと後悔する
それよりも
今
どうしようもないくらいに体で感じてる想いを
私は大事にしたいって
そう思った
里穂 「 私 覚悟はしてます 」
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み(プロフ) - もう更新されないのですか？(T_T) (2021年3月1日 4時) (
レス) id: 196a18a04c (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´･∀･)(プロフ) - こんばんは。ん〜…届くかは分かりませんが、続きが読めたら嬉しいです (2019年11月2日 3時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - ミツさん» みっちゃんの経験したものに感謝しかないわぃww頭の中では和に変態プレイしたいんだが流石に和が悶てる所はかけんわなぁwwみんなが欲しいんは優しくせめてくる和やもんね☆ 追伸 美味しいパン屋ができました。 (2019年7月10日 15時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
ミツ(プロフ) - お腹の辺りモゾモゾしたね（笑）ツクの中で和くんにいっぱい愛されるからだいじょうぶ(´∀｀* ) 和くんの指大好物だぞ！今回も脳内再生を駆使していい感じに再生したわ（笑）最近パン食べてないわー。はよ一緒に食べたいわ。 (2019年7月10日 15時) (レス) id: af7fc0ae79 (このIDを非表示/違反報告)
みま(プロフ) - ミツさん» みっちゃん 遅くなってゴメンだよ涙 パン食べてるか？！わぃも食べて進化しておるぞ！ww最近 キンプリの平野くんと岸くんが気になってたまんない私。。。 (2019年7月10日 14時) (レス) id: 92dea347b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みま
| 作成日時：2018年6月14日 16時
