猫と君2 -KH- (ページ2)

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脳内デートページ2

そんな、一見爽やかで幸せな朝(俺の脳内はともかく)の時間を過ごして、何事もなく(俺の…略)Aちゃんと別れて今日は仕事。

おうちデート？お泊りデート？の危険性をイヤと言うほどに思い知った俺は、次の計画をあれやこれやと脳内でシミュレーションする。

「あのーキュヒョナ、顔だけで何考えてるかバレバレなのやめて。
朝からイヤらしい顔してる。」

「うわ、このポーカーフェイスで名高いキュヒョン様が顔に出てた？やべぇ」

「お？なんの話し？」

「イェソンヒョンは前向いててください。」

「んだよリョウガー、仲間はずれかよ。」

移動の車の中ですっかりAちゃんとの脳内デートを楽しんでいたらリョウクに全部バレていた。

中途半端に首を突っ込んできたイェソンヒョンにはまだAちゃんのことは教えない、色々めんどくさいから。

スネたヒョンがリョウクに絡んで、そのせいで俺がリョウクに睨まれたけど、慣れた手つきでヒョンをスルーして前の座席に収め直してた。

「はぁーー
で、あの後どうだったの？付き合ったの？狼になっちゃったの？キャッ」

「どうもこうもなんも無いよ。
何も出来ないってかだってまだ付き合ってもないし、一晩生き地獄だったよ」

「わー奥手なのね、キュヒョナ。
Aちゃんはもっとガッツいて来てくれるのを待ってるかもしれないのに。」

「嘘、そっちのパターン？
うわーでもなぁ、ええ、俺どうしたらいいの？？…」

リョウクの助言だか余計なひと言だかによってまたしても俺の脳内は大忙しで、現場についたことにも気づかずリョウクに頭を叩かれて現実に戻った。