【文スト】文豪達の吹奏楽部は今日も活動中です。

パート練習その1・トランペットとトロンボーンの場合 ページ3

《太宰×芥川》

敦side.

移動する際、太宰さんと芥川のパート練習が見えて、ちょっと気になったので見てみる。








太宰「芥川君、音出し終わったかい？」









芥川「はい」









太宰「じゃチューニングするよ〜B♭出して」









芥川「はい」(構えて音を出す)









太宰「……高い。ちょっと管抜いて」









芥川「はい」(管を抜きまた吹く)









太宰「……うん、まぁ芥川君にしては上出来かな。次Fね」









芥川「！(太宰さんに褒められた…！！)…はい」








この2人の練習はハイレベルらしい。









芥川の前ではなかなか褒めない太宰さんだけれど、国木田さんによると、実は後輩である芥川が上手いのが誇らしいんだとか。









谷崎「おーい敦君、場所取ったよー」









敦「あ、はい！有難う御座います！」









さて、僕も練習しないとな。









《敦×谷崎》

敦「谷崎さん、音合わせますか？」







谷崎「うん、そうだね。合わせよう」









2人でB♭を合わせる。









谷崎「…うーん、音程は合ってるンだけど…
音色が揃ッてないから汚く聞こえてる。
もう少し2人で音色を揃えよッか」







敦「はい」







見た目より意外と音合わせは難しい。

音程を合わせるのも大変だし、音程が合っていても音色が合っていないと下手に聞こえる。









それには温度も影響していたりするんだけど…

環境は変えられないから、自分が頑張って合わせるしか無い。









それから10分くらい暫く音を合わせた。









谷崎「…うん、今の良い感じだッたね。これで基礎練に移ろッか」









敦「はい！」









だからこそ、音が合った時は、凄く気持ち良いんだ。

パート練習その2.サックスとフルート・オーボエの場合→←日常その1・点呼！

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