【文スト】文豪達の吹奏楽部は今日も活動中です。

番外編！(生誕祭) ページ15

(番外編続きですみません…今日中に本編も投稿致します！)


鏡花side.


私は音楽室の扉を開いた。



敦「あ、鏡花ちゃん！こんにちは」




鏡花「…こんにちは」




あの人…敦が何時も通り、私ににこやかに挨拶してくれる。




乱歩「あ、ねぇねぇ君！お菓子食べる？」




この人は偶にお菓子をくれる。





今日は練り菓子の様だ。





芥川「…鏡花か。今日も早いな」





鏡花「うん…早くから何時も練習、お疲れ様」




芥川「…僕(やつがれ)はやりたい様にやっているだけだ。用が無いなら行け」






素直じゃ無い、努力家の人。



この人とは話し辛かったけれど、敦のお陰である程度話せる様になった。





与謝野「おや、鏡花じゃ無いか。今日も早いね」




鏡花「…練習、早めにしようと思ったから」





紅葉「鏡花は偉いのう。そんな所もまた愛いのじゃが」




皆を陰から支えている人、何時も見守ってくれている人。




国木田「鏡花、練習は如何だ」





鏡花「大丈夫…きちんと吹けてる」





国木田「そうか。また分からない所があったら何時でも言ってくれ」






鏡花「はい。…有り難う」





何時も皆の練習を見てくれる人。





此処には、それぞれの個性を持った人が沢山居る。





それぞれ思い思いに活動しているから、イベントとかはあまり無い。





鏡花(…そういえば…今日は私の誕生日…か)





でも特別な事はしない。





今迄祝って貰った事なんて殆ど無いから。





何時も通りで良い…そう、この日常を今日も送れればそれで…





敦「鏡花ちゃん！今暇？」





鏡花「…うん」





敦「良かった！一寸付いて来てくれる？」





鏡花「…？うん」






私は敦に手を引かれ、連れ出された。







カーテンの隙間から、陽の光が差していて少し眩しかった。






(もう少し続きます！)

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