maybe, i love… (ページ5)

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_____ｻﾞｧｰｰｰｰｰｰｰｰｯ

ああ、

あの日もそういえば

雨、降ってたっけ。

紫耀先輩に早く帰りなよって言われてから

私が家に帰るとすぐに土砂降りの雨。

その瞬間に、ドキッとして

その瞬間から、

私は紫耀先輩が好きだったんだ。

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だんだん濡れていく体。

もう、なんでもいい。

そのままこの気持ちも

雨が洗い流してくれないかな…

私って、ほんとバカだな…

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「ちょ！自分アホなん？！」

そうでぇす、私はアホで～す

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…って、え？

声のした方を見上げると

そこには今朝見た顔の人がいた。

その人はなぜか

すごく怒った顔をしていて…

あ、そうか。

私がアホだから怒ってるんだ。

.

『ご、ごめんなさい。』

私が謝ると

「いやいや、そーちゃうくってっ！！」

今度は少し焦り出した。

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『…、ふふっ(笑)』

少し可笑しくて、

なんだか可愛くて

私が笑うと

「はい、帰るで。」

その人は微笑んで、

私に傾けてくれている傘を持つ手とは

反対の左手で私の右手を掴んだ。

.

ていうか、

手、繋いだままなんだけど。

ていうか、

それなら傘、左手で持った方が楽じゃない？

ていうか、

さっきからどんどん歩くけどこの人、

帰るでって言ったよね？

私の家、知ってて歩いてるのかな？笑

ていうか…

『あの……名前…なんて言うんですか？』

「えええええええええーーーーー！！」

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