maybe, i love… (ページ22)

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2人で帰る帰り道。

緊張してしまって全然話せない。

廉くんも、

さっきから難しそうな顔をしてるし…

いつも、追いかけっことか

言い合いとか、ふざけてばっかの私たちだから

こんな重たい空気は初めてだった。

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『廉くん、s.....』

「ん？どした？」

廉くん、すき…

と、言いかけたところで言葉が喉に詰まる。

『ううん、なんでもないっ』

そして私は、また逃げた。

臆病な自分が嫌になる。

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「そーいやAちゃんってさ、」

『うん。』

「なんで俺だけタメ口なん？紫耀にも敬語やのに」

『それは、、、廉くん、だから？』

「なんやそれ！笑」

あ、笑った。

嬉しい。

廉くんが笑うと、

それだけでドキッとするなんて。

『それを言えば廉くんだってさ、』

「ん？」

『なんで、Aって呼んだり

Aちゃんって呼んだりするの？』

「んー、Aやから？笑」

『もぉ～！なにそれ！笑』

「なに？どうやって呼んでほしいん？笑」

『…ゔっ…。なんでもいいけど…』

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結局、この日は伝えることができなかった。

でも大丈夫。

好きな気持ちなんていつだって伝えられる。

今日がダメだったならまた明日、

頑張ってみればいい。

_____そう思っていた。

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