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.





" キャーーーーーーーーッ♡ "





_____えっ!ナニゴトッ?!!





女の子たちの黄色い歓声に驚いた私は

声のする方に振り向いた。


だけど、

振り向いたのが間違えだった。


いや、ここで目の当たりにしなくても

いつかは知らされたのだろう。





.





" 紫耀先輩と莉子先輩、ホントお似合いっ!"

"さすが美男美女カップル!!"





隣の方から聞こえてくる話と同時に

紫耀先輩と、その隣を歩く綺麗な人が目に映る。


すごく仲よさそうに

笑い合いながら歩く2人の姿を見て





ああ、私にはやっぱり届かない存在なんだ…





と、頭が真っ白になってしまった私は

その場にボーーーーッと

立ち尽くすことしかできなかった。





その間ももちろん、私の視線は

紫耀先輩から逸れることはなくて。





だから私の後ろ側であがる

もう1つの黄色い歓声なんて

聞こえもしなかったんだ。





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作者名:Raine. | 作成日時:2020年5月26日 19時

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