夜の訪問者 ページ22
「・・・・。」
なんで・・・怖いんだろう・・・。
・・なんで・・・悲しいんだろう・・・。
私は１人、満月を見上げて考える。
しかし、上手く考えはまとまらない。
自分の事なのに、自分の事が分からない。
気が付けば、先ほどまで夜空に輝いていた満月はどこからか
やって来た雲によって、姿を隠されてしまっていた。
窓から差し込む月明りが無くなり、部屋は少し薄暗くなる。
部屋の中を照らすのはベットサイドの小さなランプだけ。
ピンポーン。ピンポーン。
「！！」
そんな時だった。
玄関からチャイムの音が鳴り響く。
私は突然の事で驚き、ベットから立ち上がる。
・・・誰だろう・・・。
時計を確認すれば時刻はすでに夜の9時。
こんな時間に誰だろうか？
私はそんな事を考えながら寝室から玄関へ向かう。
「・・・・。」
玄関の前まで行くと、私は静かにドアの覗き穴を覗いてみた。
「・・・・！・・・隼人・・・？」
小さな覗き穴を覗くと扉の前には制服姿の隼人の姿があった。
私は思わず小さな声で隼人の名前を呟く。
・・・どうしたんだろう。
私は穴を覗きながら疑問に思う。
隼人が訪ねて来るなんて今までに無かった。
それに、もし、何か用事があるのなら隼人は私に必ず
メールで連絡を入れるハズだ。
しかし、私の携帯には隼人からも、誰からも何の着信は
無かった。
私は少し疑問に思いながらも、このまま隼人を外に立たせた
ままでは悪いと思い、扉の鍵を開けてそっと扉を開いた。
獄「A！わりぃな、こんな時間に。」
「・・・。」
扉を開けて、顔を出すと隼人は私を見て謝る。
私は隼人を見上げて首を横に振った。
隼人は私が顔を覗かしていた扉に手を掛けると扉を
開く。
獄「んなっ！A！お前そんな恰好で出てくんなよ！」
「・・・？」
扉が全開になり私の姿を見た隼人は少し焦りながら
そんな事を叫ぶ。
そして私の肩を掴むと私を玄関の中へと押し込む。
私は隼人に肩を掴まれたまま、玄関の中に戻った。
カチャン・・・・
「・・・・？」
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サナ - 夢主ちゃん、まさかのモテ期！？いいな、私もモテたいから、頑張るぞー！ (2023年1月15日 17時) (
レス) @page5 id: 1da0142502 (このIDを非表示/違反報告)
猫のこたつ(プロフ) - 茨の谷の第二王子さん» コメントありがとうございます！久しぶりに来たらコメントがあり驚きました。応援とても嬉しいです！本当にありがとうございます！頑張って投稿します。 (2022年4月13日 15時) (レス) id: 3d7342e6df (このIDを非表示/違反報告)
茨の谷の第二王子 - 好き。愛してる。ﾝ"ﾝ"ごめんなさい。あ"ー、好き。（結局同じ事言ってる）頑張ってください！ (2022年4月10日 1時) (レス) @page40 id: d096c6aa19 (このIDを非表示/違反報告)
猫のこたつ(プロフ) - soariさん» コメントありがとうございます！お話の感想が聞けてとても嬉しいです！頑張って投稿続けますので、今後も雲月をよろしくお願いします！ (2021年10月1日 6時) (レス) id: e086e98a44 (このIDを非表示/違反報告)
soari(プロフ) - 初めまして失礼します。笑った時に声出るのがばれるのかと思ったら…笑いをこらえるのに必死な可愛い姿が思い浮かびました。雲雀さんとツナ達の今後が楽しみです！季節の変わり目ですので作者様のペースで更新してもらえたら、いいなと思います。ご自愛ください。 (2021年9月30日 18時) (レス) @page13 id: a5995c2106 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2021年8月15日 13時
