今日:5 hit、昨日:4 hit、合計:78,584 hit
小｜中｜大
その目 ページ29
Aside
「・・・。」
私が連れられて来たのは校舎裏だった。
空を見上げれば薄暗い雲が広がっていて、
今にも雨が降り出しそうだった。
今日の天気は雨だったっけ？
そんな呑気な事を考えていると、彼女達が私を囲み、
校舎の壁に追い込んだ。
女「あなたに聞きたい事があるんだけど、いいかしら？」
「・・・？」
私に最初に話かけて来た生徒が私に話しかける。
私はそんな彼女を見る。
女「あなた、獄寺君の・・・何？」
「・・・・・・・・・。」
彼女は私にそう聞いた。
私はいきなりの質問に思考が止る。
女「あなた、獄寺君と親しいわよね？一体、獄寺君の何？」
「・・・。」
女「・・・答えなさいよ。」
「・・・・。」
彼女はそう言って私に怒りのこもった目で睨む。
いや・・・この目は・・・
嫉妬の目だ。
女「自分が少し可愛いからって、調子乗ってんじゃないの？」
女「いつまでも獄寺君に相手にしてもらえると思わないでよね。」
「・・・。」
見ていた他の女子生徒達も口々に私に言い放つ。
私は何も答えられなくてそんな彼女達を見ていた。
女「あなた、ここ最近獄寺君の誘い断ってるわよね。」
「！」
彼女はそう言うと私に一歩近づく。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「リボーン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫のこたつ | 作成日時：2020年1月12日 16時
