最強・最恐・権力者 ページ11
Aside
カタカタ・・・カタ・・
カタカタカタ・・・
私がこの部屋に滞在し始めるようになってから５日。
私は今、自分で引き受けた予算表の計算をしていた。
部屋には計算機を叩く音が響く。
雲「・・・。」
「・・・。」
私は計算で出た合計を書類に記入しながら、
机に座るその人を盗み見る。
私がこの応接室で過ごすようになってから
わかった事。
それはこの人の事だ。
この人の名前は雲雀恭弥。
この並盛中学校で、風紀委員の委員長をしている。
この人・・・雲雀さんはこの学校で最強。
いや、最恐だ。
と言うのも、風紀委員はなぜか皆、リーゼント頭の
屈強な男子生徒？達で構成されており、
その頂点に立つ雲雀さんは生徒達にはもちろんの事、
教員達にも恐れられている。
実際に喧嘩も強い。
それは私もあの不良に絡まれた日に自分の目で
確認済みだ。
そんな雲雀さんはこの学校で一番の権力者だった。
「・・・。」
私はそんな彼の姿を眺める。
雲雀さんの日々の仕事は校内の見回りや生徒達の
荷物チェック、学校行事の書類確認や制作など
様々で、さらにその仕事内容は学校を飛び出し、
並盛町で行われる行事にまで関わっているようだった。
私はそんな彼のいる応接室でいつも忙しそうに
仕事をしている彼を眺めていた。
しかし今日、そこにやって来たのは書類を抱えた
副委員長の草壁さんだった。
応接室にやって来た草壁さんは手に山積みの
書類を抱えていた。
草壁さんは雲雀さんの机に書類を積む。
書類の山は高く、机の上に元から積んであった
書類と合わせるとその量はかなりの物に
なってしまっていた。
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猫のこたつ(プロフ) - 優しいお言葉ありがとうございます！皆様にはご迷惑お掛けしまして、申し訳ないです… (2019年12月25日 6時) (
レス) id: e086e98a44 (このIDを非表示/違反報告)
まくすうぇる(プロフ) - ゆっくり安静にしてくださいな。お気を付けて (2019年12月24日 21時) (レス) id: 34699431ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫のこたつ | 作成日時：2019年11月28日 10時
