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Episode 60 ページ10

神山side


神山「あついッあついッ…痛いよっ…やめてッ!!」


どんなに叫び、訴えても背中にかけられる熱湯は止まらない。


ポタッポタッ…ポタッ…


神山「はぁはぁッ…グスッ…」


やかんの中の熱湯を全て注ぎ終わったころには、


背中が激しく痛み、その場から動けなかった。


おとんはそんな動けない俺の背中を何度も踏みつけた。


神山「クッ…ハッ…ヒュッ…」


あまりの激痛に呼吸もままならない。


そして、だんだん意識が遠くなり始めた頃…


バッシャーンッ


体の芯から凍ってしまうような氷水を全身に浴びせられた。


神山「ヒュッ…」


急な温度の変化に息が詰まる。


背中は燃えるように熱いのに、体は氷に覆われているように固まって全身の感覚がなくなっていく。


父「最高に惨めだなwお前にピッタリだw」


神山「ゔゔッ…グスッ…(泣)」


父「しばらくその状態で居るんだな。」


そう吐き捨てると、おとんは部屋の唯一の明かりを消した。


神山「ひっ…やだッ、行かないでッ!!ッ…」


そのまま出て行こうとするおとんを止めようとするが、背中の痛みで起き上がれない。


父「フッw」


おとんは怪しく笑うと、


ガチャンッ


ドアの鍵を閉めた。


途端に部屋の光が1筋もなくなり、寂しさと恐怖で押しつぶされる。


神山「ゔゔッ…グスッ…(泣)たすけて…」


痛みや恐怖で涙は止まらず、知らない間に気を失っていた。

Episode 61→←Episode 59※



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(プロフ) - SO11:27さん» ありがとー!なんとか神ちゃん救出出来たねwここから本編長くするかしないかで迷ってるんだよねー新しい方のページでコメント待ってるねw (2018年10月7日 14時) (レス) id: 46680c480d (このIDを非表示/違反報告)
SO11:27 - 神さん» いや~………面白いね〜!!!神ちゃん… よかった……(涙) あ、そうや!スリーおめでとう♪今度からは、新しい方のページで話そ!!!更新頑張って♪♪ (2018年10月7日 1時) (レス) id: f664bd8cd7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - SO11:27さん» 土曜日のギリギリで更新しちゃった汗お待たせいたしましたww (2018年10月6日 23時) (レス) id: 46680c480d (このIDを非表示/違反報告)
SO11:27 - 神さん» 土曜日ね!!!りょ~かい!!楽しみにします!神ちゃんど~なっちゃうのかなぁ…… (2018年10月4日 0時) (レス) id: f664bd8cd7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みかりんりんさん» ご指摘ありがとうございます!結構うっかり屋なのでまた色々ミスすると思います汗これからも教えてください苦笑続き頑張りますw (2018年10月3日 23時) (レス) id: 46680c480d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年6月22日 21時

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