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Episode 70 ページ20

重岡side


神ちゃんの部屋から追い出された俺たちは、それぞれ自分の部屋に戻った。


俺も一人ベッドの上に寝転がる。


重岡“神ちゃん、ほんまに何考えてんやろ...”


前よりも人に頼るのが苦手になった神ちゃん。


日に日に細くなっていく姿...


心の底から笑えていない顔...


重岡「くそっ、なんで一人で全部抱え込もうとすんねん!」


神ちゃんに何もしてやれない自分に腹がたって、俺は枕に顔をうずめた。





ピンポーンッ


重岡「んっ...」


いつの間にか寝てしまってたのかチャイムの音によって目が覚める。


手元の携帯には2:30と表示されている。


重岡「こんな時間に誰やねん...」


ピーンポーンッ


重岡「ふぁ〜い。」


寝ぼけた体を無理やり起こしてゆっくりドアを開けた。


カチャ...


重岡「!?神ちゃんッ?」


そこには俯いて小さく肩を震わせている神ちゃんの姿があった。


重岡「こんな時間にどうしたん?」


神山「...」


しばらく二人の間に沈黙が流れ、先にしびれを切らした俺は


重岡「とりあえず中に入り?」


と言って部屋に神ちゃんを招き入れドアを閉めた。


重岡「神ちゃん、何か飲まh.うわっ」


鍵を閉めて、神ちゃんの方へ向くといきなり抱きついてきた。


神山「グスッ...うぅッ...しげっしげぇ泣


...ともの事嫌いにならないでッ!良い子になるからッ!良い子にするからっ!」


俺の体に思いっきり顔を押し付ける神ちゃんに俺は少し戸惑ってしまう。


重岡「神ちゃん?神ちゃん?」


神山「はぁはぁっ...ごめんなさいッ...はぁはぁッ...」


パニックになり初めている神ちゃん。


俺は落ち着かせるために神ちゃんの手を握り少しかがんで目を合わせた。

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(プロフ) - SO11:27さん» ありがとー!なんとか神ちゃん救出出来たねwここから本編長くするかしないかで迷ってるんだよねー新しい方のページでコメント待ってるねw (2018年10月7日 14時) (レス) id: 46680c480d (このIDを非表示/違反報告)
SO11:27 - 神さん» いや~………面白いね〜!!!神ちゃん… よかった……(涙) あ、そうや!スリーおめでとう♪今度からは、新しい方のページで話そ!!!更新頑張って♪♪ (2018年10月7日 1時) (レス) id: f664bd8cd7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - SO11:27さん» 土曜日のギリギリで更新しちゃった汗お待たせいたしましたww (2018年10月6日 23時) (レス) id: 46680c480d (このIDを非表示/違反報告)
SO11:27 - 神さん» 土曜日ね!!!りょ~かい!!楽しみにします!神ちゃんど~なっちゃうのかなぁ…… (2018年10月4日 0時) (レス) id: f664bd8cd7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みかりんりんさん» ご指摘ありがとうございます!結構うっかり屋なのでまた色々ミスすると思います汗これからも教えてください苦笑続き頑張りますw (2018年10月3日 23時) (レス) id: 46680c480d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年6月22日 21時

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