この世界は不条理で。55 ページ9
A「じゃあ、行ってきます」
そう言うと、トガちゃんが大きく手を振ってくれた
いつも通りの私服を身にまとい、一歩ずつ進む
周りを警戒しつつ、表通りへと出た
今日から林間合宿…
そして、正式な入学はしないで学校を去ることになると直感的に思った
軽く作戦の説明を聞いていて、そう感じた
…まあ、別にいいけど
興味ないし
……でも、轟焦凍の絶望した顔が見たいかなぁとは思う
……………
相澤「…集合時間、まだまだ先だぞ」
A「別に、他人の勝手でしょ」
相澤「悪いが、荷物検査させろ」
……絶対、悪いと思っていないな((
A「どうぞ、どうぞ
別に、電子機器類とか入ってないからいいよ
好きなように荷物検査をするといいよ」
そう言うと、『ちょっと待ってろ』という抹消ヒーロー
少しすると、ミッドナイトが来た
事情を説明して、ミッドナイトが隅々まで荷物検査をした
本当に、電子機器類は持って来ていない
持って来ているとしたら＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ﾐｯﾄﾞ「これ、何？」
A「『護身用で持ってろ』と言われてるんです
ただの警棒ですよ？」
まあ、これも特注なんだけど
ﾐｯﾄﾞ「これは？」
A「毎朝、トランプで占いしているんですよ」
ﾐｯﾄﾞ「…それは、気になるわね」
そう言って、荷物検査は終わった
ミッドナイトは校舎内へと消えて行った
A「無駄な労力を使いましたね」
相澤「お前が『敵』じゃないとわかるまでは、警戒するつもりだ」
A「そんなことしたら神経、擦り減るじゃん
めんどくさっ」
流石に、抹消ヒーローは黙り込んだ
緑谷「"霊園"さん、おはよう！」
緑谷出久、麗日お茶子、飯田天哉がやってきた
挨拶されたから、『おはよう』と返すと麗日お茶子は言った
麗日「今日、一段と胸が…」
うん、だよね
巻いちゃった((
A「動くのに邪魔だから、サラシで巻いちゃった」
麗日「それでも、Aちゃんはカッコええね」
A「そうかな…」
カッコいいとか、有り得ない
僕からすれば、弔とかの方が充分カッコいい
緑谷「まだ、私服なんだね」
A「うん
でも、林間合宿だけでも参加させてもらえて嬉しいよ」
飯田「霊園くんの実力をマジかで見られるチャンスだな！」
緑谷「楽しみだね」
一応、さっきの警棒
ポケットに入れとこう……
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月19日 19時) (
レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
松城美樹＠ねむちん(プロフ) - 漬け抹茶さん» コメントありがとうございます!少し読みやすさなど気にしていたので、意見が聞けて嬉しかったです。これからも、この小説をよろしくお願いします!!! (2018年8月13日 21時) (レス) id: a7834a998d (このIDを非表示/違反報告)
漬け抹茶(プロフ) - すごく面白くて読みやすいです！更新楽しみにしてます！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 64a5f6a1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松城美樹 | 作者ホームページ：https://twitter.com/matsushiro_m
作成日時：2018年8月4日 22時
