この世界は不条理で。78 ページ36
A「先生！！！」
「…言いたいことはわかってるよ
こっちにも、来賓があってね
脳無が制圧されてるんだ
ちょっとだけ、待ってくれ」
『暇なら、点滴とか全て外すのを手伝ってくれ』
そんなこと言うものだから、
ちゃんと丁寧に素早く外した
「流石だね」
そう言った先生は、僕を撫でてくれた
「それじゃあ、やろうか」
『まずは、来賓の人たちから脳無を取り戻さないと』
その言葉に、僕は頷いた
先生が考えていることが正しいと思うから
先生の後を追って、
来賓の元へと足を進めた
見慣れた薬品は、
崩れた瓦礫や振動によって床へと散乱していた
「すまない、虎
前々から良い"個性"だと……
丁度良いから、もらうことにしたんだ」
確かに、良い個性だと思う
それさえあれば、無敵だと僕ですら評価している
「こんな身体になってから、
ストックも随分と減ってしまってね…」
一歩、先生が踏み出した瞬間に繊維が先生を巻き付けた
けど、それは意味を成さない
「折角、弔が自身で考え、
自身で導き始めたんだ
…出来れば、邪魔はよして欲しかったな」
一瞬にしてその場を塵にするほどの威力
…流石は先生
「さて、やるか…」
更地になったこの場所
…そして、衣服の繊維を動かして仲間を守ったNo.4
先生も
判断力、技術面に関して
称賛をした
束の間、胴体を貫く一つの力によって
彼は倒れた
「ゲッホ！！
くっせぇぇ…」
転送されてきた爆豪勝己
じゃあ、弔たちももうすぐで来る
そう思った矢先に、
やはり皆も転送されてきた
「また、失敗したね
…でも、決してめげてはいけないよ
また、やり直せばいい
こえして、仲間も取り返した
この子もね…
君が『大切な駒』だと考え、判断したからだ
幾らでも、やり直せ
その為に、
全ては、君の為にある」
…そうだよ、弔
弔の為なら、何でもするよ
貴方が愛してくれたように、
敬意を評して…
何も怖くないから
弔や先生たちが僕を助けてくれたから
不意に空気の切れる音が聞こえ、
空を見上げた
A「オールマイト…」
「やはり、来てるか……」
先生も空を見上げた
弔「A」
A「何…？」
弔「…よくやった」
A「そりゃ、敵1の作戦参謀だからね
当たり前だし」
弔「お前らしい」
ｽﾋﾟﾅｰ「おい、そこ
イチャイチャしてんな」
してねぇよ、トカゲ野郎
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月19日 19時) (
レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
松城美樹＠ねむちん(プロフ) - 漬け抹茶さん» コメントありがとうございます!少し読みやすさなど気にしていたので、意見が聞けて嬉しかったです。これからも、この小説をよろしくお願いします!!! (2018年8月13日 21時) (レス) id: a7834a998d (このIDを非表示/違反報告)
漬け抹茶(プロフ) - すごく面白くて読みやすいです！更新楽しみにしてます！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 64a5f6a1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松城美樹 | 作者ホームページ：https://twitter.com/matsushiro_m
作成日時：2018年8月4日 22時
