【MHA】君が好きだから。[袴田維] (ページ6)

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ブリザーブドフラワー:肆ページ6

………

A「…なるほど」

モニターで何回か見たけど、個性を使う度にダメージが蓄積しているように見える

そして…

A「口が悪い…」

相澤「アンタが言えることですか…」

それはそうだけど…

A「ここまで口が悪い人、初めて見た」

…多分、ジーニストは矯正するために指名したのかな

まあ、この少年に関しては

五本の指に入るヒーロー事務所だから、職場体験場所に選んだことに違いないだろう

A「まあ、そうだよね

私でもそうするもん」

相澤「勝手に自己完結せんといてください」

A「消太も発想の幅を広げなよ

もっと持論を展開すべき」

相澤「いや、そこまでは流石に…」

A「まあ、私の発想について来れる人がいたら見てみたいとは思うよ」

最悪な場合に陥った場合、

１０パターンは、最適解を作る

だって、ヒーローだもの

市民を助けないとマスコミが面倒((

…でも、私は思うことがある

ヒーローは完璧な人物ではない

だから、助けられなくたってしょうがないんじゃないか

……なのに、市民はマスコミは批難をする

さも、助けられなかったヒーローがおかしいんじゃないかと言うように…

相澤「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿先輩」

A「…あ、うん

なに？」

相澤「時間、大丈夫ですか？」

その一言で我に返る

結構長居をしてしまった…

A「ゴメン、時間も限りがあるのに…」

相澤「別に、久しぶりに先輩に会えてよかったです」

A「え、なに…

今更のデレ期？」

相澤「ンな訳ないでしょ」

椅子から立ち上がり、ため息をついた

A「じゃ、そのうち顔を出すね」

相澤「次はOGとして生徒の前で顔を出してください」

A「んー、それは考えとく」

消太に手を振って、校舎から出た

既に空は、闇に支配され始めていた