大切な君を。18 ページ20
あれから、車に乗り込むなりスマホをいじり出すA
ひざし「どうだ、ニュースになってるか？」
A「いや、まだでしょ」
そういって、俺は車の鍵を右へと回した
ひざし「…雄英、戻るか？」
A「いや、被害者の確認を優先にして」
ひざし「………いいのか？」
A「大丈夫だと思うから
…きっと」
ひざし「あいよ！」
アクセルを踏んで、病院へと車を走らせた
信号に捕まったりしながら走らせていると、妙に隣が静かになったように感じた
ひざし「おい、A？」
返事は帰ってこず、病院の駐車場へと入り指定の位置へと止める
隣を見ると、項垂れているAの姿があった
足元に落ちていたスマホを覗き込むとメモ帳が開きっぱなしだった
見てみると、Aからのメッセージが書いてあった
『被害者優先、私は二の次でいい』
…こいつは、アホか
とりあえず、背もたれを倒し車から出て病院内に急いだ
………Aの個性『無効化』はデメリットが大きい
個性にはランクがあるらしく、そのランク(＋量(相手の個性にかかっている人数))によって体に負荷がかかるらしい
つまりは、今回の被害者は死亡者を含まないでも100人以上はいる
ランクはAにもわからないらしく、本人曰く
『負荷が大きければ、最悪死ぬかもね』
なんて、昔言っていた気がする
見た限り、息はあった
頼むから、死なないでくれよ…
ただただ願うしかなかった
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悠(プロフ) - やばい、ここまで見ただけで面白い！更新待ってます！頑張って下さい(*^^)v (2018年5月31日 7時) (
レス) id: 15e863391d (このIDを非表示/違反報告)
そこら辺の後輩 - ┗( ・∀・ ≡ ・∀・)┛ (2018年5月30日 20時) (レス) id: 3c10d8812c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松城美樹 | 作者ホームページ：https://twitter.com/matsushiro_m
作成日時：2018年5月30日 1時
