この世界は不条理で。104 ページ22
地下をぐるぐると歩かされて、
30分ほど…
部屋に入れば、至ってシンプルな風景で、
目の前には若頭が座っていた
ｵﾊﾞﾎ「俺の傘下に入る気になったか？」
明らかに僕を見て言葉を放ったものの、
急に弔が抱き寄せてきて、
″ふざけんな″
と言わんばかりに、視線で威嚇をしている
A「誰がお前の傘下に、
部下になんてなるかっつーの！」
中指を立てれば、″生きがいいな″と言われる
…僕の扱い、魚じゃない？？？
A「超絶心外なんだけど」
今すぐ、ここで殺っちゃいたいところだけど、
流石に、奴の個性が厄介すぎる＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ﾐﾐｯｸ「でだ！
先日の電話の件、本当なんだろうね
条件次第で、ウチに与するというのは」
弔「都合の良い解釈をするな
そっちは、
俺たちは、勢力を拡大したい
お互いのニーズは合致しているワケだろ」
座った弔が机に足を乗せれば、
"足を下ろせ、汚れる"と若頭は言った
A「いや、本来はそっちが頭下げなきゃいけない立場だから、
"下ろしてください"だろ」
そう指摘を入れれば、無言で目を細められたので、
思わず舌打ちを零した
弔「まず、"傘下"にはならん
俺たちは、俺たちの好きなように動く
＿＿＿＿＿＿＿＿＿五分(ｺﾞﾌﾞ)
いわゆる、提携って形なら協力してやるよ」
ｵﾊﾞﾎ「それが、条件か」
弔「もう一つ」
右手の人差し指を上げては、胸元を弄り始める
弔「お前の言っていた"計画"
その内容を聞かせろ、自然な条件だ
名を貸すメリットがあるのか、検討したい
尤も………」
ｸﾛﾉ「調子に乗るなよ」
そう言って、銃等を弔に構えた部下たちに
"お前等がふざけんな"と言っては、
自分の持っていた特注トランプを首元へと持っていく
A「客に対してのもてなしじゃない
早く退けないと、大動脈…
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿切るよ」
ｵﾊﾞﾎ「クロノ、ミミック
下がれ
折角、前向きに検討してくれて来たんだ
最後まで話を聞こう、話の途中だった」
"どうぞ"と言わんばかりに、
手を差し出した若頭
それと同時に、弔が胸元から出したのは、
注射針のようなものが付いた変な破片＿＿＿＿＿＿＿
弔「こいつが関係してんだろ」
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冷燈（れいひ） - 色々ミスりました。改めて、とても面白かったです (2021年12月21日 22時) (
レス) @page16 id: d89adcd8f7 (このIDを非表示/違反報告)
冷燈（れいひ） - なんでもないです (2021年12月21日 21時) (レス) id: d89adcd8f7 (このIDを非表示/違反報告)
冷燈（れいひ） - 神作品だと思いました。ただ、誰サイドとか、書いたほうがわかりやすいと思います。燈矢（荼毘）とはやくかかわせた (2021年12月21日 21時) (レス) @page23 id: d89adcd8f7 (このIDを非表示/違反報告)
シロナ - すごく面白い！この作品大好きです！応援してます！更新待ってます！ (2020年7月11日 12時) (レス) id: 9abb99f391 (このIDを非表示/違反報告)
松城美樹(プロフ) - ゆくさん» ｱｱｱｱｱｱ、コメントありがとうございます！近々、また更新する予定なので、楽しみに心待ちしていただけるとありがたいです！ (2020年1月26日 22時) (レス) id: 47911afd1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松城美樹 | 作者ホームページ：https://twitter.com/matsushiro_m
作成日時：2019年2月2日 14時
