【MHA】双子の妹は、最強敵3[死柄木弔]

この世界は不条理で。99 ページ17

勢いよく、駆け出した
ヒーローたちの手を避けながら
彼に降り注ぐ攻撃を、
自身の個性で壁を作り守る


A「待ってよ、





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿弔！」


その言葉に、黒霧のワープゲートが止まる


「誰か、エンデヴァーに＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿！！！！」



"その名前、聞きたくない"


自身の声とは思えないくらい冷たく発した言葉は、
きっとヒーローには聞こえていないことだろう



弔「随分とまぁ、熱烈だな」


A「…だって、僕のこと捨てようとするから」


弔「忘れてんなら、そのままなかったことにすりゃよかったのに」


A「んなの、ヤダよ
どっかの誰かさんが、僕に会う度に悲しい顔をするからさぁ〜」


弔「………忘れろ
それより、



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿これ、どうすんだ？」


目の前には、
凍っているヒーローたち


A「いやぁ、暫く個性使ってなかったからぁ〜、
手加減とかよくわからなくてぇ〜」


弔「言い方、キモイぞ」


A「………ﾁｯ、だってさ、
他人の神経を逆撫でる言葉を発するんだもん
処刑にしたって、バチはあたりゃしないよ
…ま、そんな神様がいるなら、
嬲り殺してあげたい
内側からじりじりと、ね」


弔「敵に回したくねぇな、本当」


A「何言ってんの？
最期まで隣に居るけど
弔の事大好きだし」


弔「…いきなりのデレ期か」



………え、デレ期で済ませちゃうの？
え、酷くない？？？
本音言っただけなのに？


A「あ…」


弔「どうした、顔真っ赤にして」


A「ゴメンね！？
無自覚で言葉発してたから、今更ハズいの！！！！」


弔「おいおい、しっかりしてくれよ？
連合の頭が働いてなきゃ、
ヒーローが潰せねぇだろ」


A「………そうだねぇ
息抜きに、ちょっとずつ狼煙でも焚くか
勿論、ヒーローを使ってね」

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