19話 ドラッグストア ページ20
キバナsid
店員｢いらっしゃいま…キバナさん？！｣
｢あんまし気付かれたくねーんだ、な？｣
プライベートだし何よりAを待たせている、店員に視線を向ければ唇の前に人差し指を持っていき、しーっとジェスチャーを取る。
店員｢はっ、すいません、！｣
｢わかってくれりゃ良いんだ｣
呑気に会話している暇はない、消毒液を手に取り絆創膏を探す
｢(絆創膏…)｣
女の靴擦れの為に絆創膏なんて買ったことのない彼は豊富な種類の絆創膏のコーナーで立ち止まってしまう
店員｢あのぉ、なにかお探しですか？｣
｢あー、靴擦れしちまってさ、それ専用のやっとかないのか？｣
店員｢靴擦れ…？｣
オレさまの足を見て店員が首を傾げる
｢(あぁ、めんどくせぇ)｣
ふとそんな事が頭をよぎる。ファンは大事にしている方だと自覚しているが自分の大切な人と比べればどちらに時間を裂きたいかなんて明確な事だ。
｢で？オススメは？｣
店員｢あっ、申し訳ありません、！｣
少し圧をかけて店員に聞けば、1番上の段からシリコンっぽい絆創膏を手に取り見せられる
店員｢これなら少し分厚いので貼った後に再度靴を足に填めて歩いても痛くないかと…｣
｢んじゃあそれ貰う｣
ありがとな、と言えば顔を真っ赤にして首を振る
｢(…Aならどんな反応すんだろ)｣
その辺の女と違ってオレさまに媚を売らないしごまも擦らない、お礼を口にしたり物を拾ったり何かを手伝った程度で赤面も過剰なお礼も言わない、だがストレートに愛の言葉を伝えたり可愛いと彼女を愛でれば薄らと頬を染める。それがとても愛しい
店員｢お会計しますね〜｣
｢あぁ｣
彼女のことを考えていたからか店員の話は上の空、二の次で今日の反省をする
｢(久々にあいつに会えたのが嬉しくてつい舞い上がっちまった…結果的に振り回してる感じになる、よな)｣
何かを我慢して笑みを見せる彼女の顔が脳に浮かべば小さく息を吐いて
｢(我慢させちまったし察せれなかった、)｣
あいつのことを好きだと思って何年も経っているのにこの始末だ、面倒臭いと思われて愛想を尽かされても仕方がない、
｢(次からはちゃんとあいつの様子見るようにして…、それからちゃんと謝ろう、)｣
目を覚ましたら彼女が隣にいる、今日のような幸せな朝を迎えるために。オレさまとあいつの幸せのために。
店員｢ありがとうございましたー！｣
｢おう｣
素っ気なく返事を返せば足早に彼女の元へ向かう
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ROM-ロム-(プロフ) - キバナ推しには最高ですわ…あなたが神ですか()素敵な小説、ありがとうございます！更新、頑張ってください！ (2022年2月18日 18時) (
レス) @page26 id: 9ff21fafd2 (このIDを非表示/違反報告)
りーいか - キバナ好きには、たまんない！すごい好きやわまじで！更新待ってます！無理せず頑張ってください！ (2020年11月24日 21時) (レス) id: 5ed0e12fec (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん(プロフ) - 月巳 椿さん» わぁぁぁなんと嬉しいお言葉...！最近サボり気味なので頑張って更新します！コメントはすっごい励みになるので嬉しいです！無理のない程度に頑張ります！ (2020年2月10日 21時) (レス) id: dd3c456777 (このIDを非表示/違反報告)
月巳 椿 - もうキバナさんが好きなのに、この小説でより好きになりました！無理せず頑張ってください！！ (2020年2月10日 17時) (レス) id: 4804da1457 (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん(プロフ) - 松野かほさん» 待たせてしまって申し訳ない.......()これからも妄想全開で頑張ります、これからもよろしくお願いします！ (2020年1月6日 0時) (レス) id: 3241b0dcf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつりちゃん | 作成日時：2019年12月22日 5時
