17話 揉め事 ページ18
Asid
『あ、あの…』
自分の前に立ち止まった彼女たちにおずおずと問いかけるように口を開く
女1｢アンタなんなの？｣
『え？』
女1｢キバナさんのなんなのって聞いてんの｣
女2｢そんなことも分かんないワケ？｣
女3｢ちょっとは頭使ってよね〜｣
キョトンとした自分の顔を見ればケラケラと何がおかしいのか笑っている。
突然の事態に脳みそをフル回転させる、
この人達はキバナお兄ちゃんのファンでわたしが気に食わない、出る杭を打とうと足を運んできたのだろう。
『キバナお兄ちゃんとはなにも…ガラル地方を案内してもらってるだけで』
女4｢キバナお兄ちゃん？｣
女1｢そーゆー馴れ馴れしい態度が気に食わないってわかんないの？｣
女2｢それともなに？ウチらにマウントとってるわけ？｣
女3｢お兄ちゃんって、アンタとキバナさん血繋がってんの？｣
『血は繋がってない、です。ごめんなさい。』
彼女達の捲し立てるような発言と敵意むき出しの表情に思わず訳も分からず謝ってしまう。
『(キバナお兄ちゃんと関わるってことはこんなにも重いことなんだ、)』
彼女達の言い分もわかる、推し続けてきた人に親戚でもない唯のぽっと出の女、気に食わないのは当然だ。
女3｢ごめんなさいってなに？何に対して謝ってんの？｣
女1｢謝って泣けば許されると思ってんの？｣
女4｢結果アンタはただのファンなんでしょ？ファンならちゃんと常識くらい弁えてよね｣
女2｢アタシらは秩序守って行動してンの｣
女1｢アンタはそれで幸せかもしれないけどこっちの気持ちも考えてくんない？どんだけ不快で不幸な思いさせられてるか考えなよ｣
『わっ！？』
ビシャっと言うよりはバシャッと多量のペットボトルに入った水をかけられる。
『(お気に入りの服…キバナお兄ちゃんになんて言おう…、それより彼女達の機嫌を…)』
状況をまだ受け入れきれていない回っていない頭の中、必死にこの状況をどうにかしようと策を練り考えている最中も彼女達の罵倒は止まない。
女1｢どーせ自分のことしか考えてないんでしょ｣
女2｢なにそれ〜、ミーハーな上に性格も悪いワケ？救いようが無くない？｣
女3｢あははっ！言えてる〜！｣
女4｢これに懲りたらキバナさんに付きまとうのやめなよブス｣
『は、い…』
女2｢早く行こーよ、この女反応薄くてつまんなーい｣
女1｢そーね、そろそろキバナさんも帰ってきちゃうし｣
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ROM-ロム-(プロフ) - キバナ推しには最高ですわ…あなたが神ですか()素敵な小説、ありがとうございます！更新、頑張ってください！ (2022年2月18日 18時) (
レス) @page26 id: 9ff21fafd2 (このIDを非表示/違反報告)
りーいか - キバナ好きには、たまんない！すごい好きやわまじで！更新待ってます！無理せず頑張ってください！ (2020年11月24日 21時) (レス) id: 5ed0e12fec (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん(プロフ) - 月巳 椿さん» わぁぁぁなんと嬉しいお言葉...！最近サボり気味なので頑張って更新します！コメントはすっごい励みになるので嬉しいです！無理のない程度に頑張ります！ (2020年2月10日 21時) (レス) id: dd3c456777 (このIDを非表示/違反報告)
月巳 椿 - もうキバナさんが好きなのに、この小説でより好きになりました！無理せず頑張ってください！！ (2020年2月10日 17時) (レス) id: 4804da1457 (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん(プロフ) - 松野かほさん» 待たせてしまって申し訳ない.......()これからも妄想全開で頑張ります、これからもよろしくお願いします！ (2020年1月6日 0時) (レス) id: 3241b0dcf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつりちゃん | 作成日時：2019年12月22日 5時
