【歌い手】世界と歌い手さんが騙されてるので、潰します。【合作】

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3人でやばいやばいと、ほとんど悲鳴を上げつつ走る。

ふゆがぼそっと、｢別に今日は行かなくても良かったんだけどね…｣と言っていたのは無視した。

一応正式に授業が始まるのは明日からなのだけど、今日行きたいじゃない。


教室のドアに手をかけ、ゆっくりと開けた。

空気がぶわっと襲ってきた……ように感じた。

一斉にこっちを見るクラスメイト達のオーラに、自分も知らない内に気圧されたのかもしれない。



先生「あら、3人とも。みなさん、最後の3人を紹介しますよ！ほら、自己紹介…」


説明会にいたような気がするな…と、若い女性の先生の顔を見てそう思う。

綺麗な先生だ。何の教科担当だったかな。忘れちゃった。

ほら、自己紹介。と、ふゆがつんつんと背中を突く。

早速人見知りを発揮させている友人に苦笑して、教卓の後ろに立った。


「石川 Aです、よr((ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ」


音がなってドアが開く音がして、そっちを見る


？？「………ありゃ、もしかして僕のルームメイト達かな？」

と来たのは、黒い髪に深い赤のメッシュが入った女の子。やや鋭めな視線に思わず背筋が伸びる。

透き通るまではいかないが、色白で細めの輪郭に、大きな瞳と直線的で挑戦的な眉がやけに印象的だ。


？？「あー！姉ちゃん遅い！！」


頬を膨らませながら抗議する、赤い髪に黒いメッシュの入った、妙に幼い顔の子。

まろやかな白い頬だが、直線的な眉がどこかあの少女に似ている。

ピンバッジがついてるから、同じ1年だろう。


かほ「莉犬くん…うん、ごめん。」



先生「松野さん………これからは気を付けてください。では石川さん、もう一度」

「あ、石川 Aです。出身校は○○学校。よろしくお願いします」

空「朝比奈 空っす！中学ん時はハンドボールやったりバスケやったり、運動部コンプしてました〜よろしくお願いしまーす！」

ふゆ「椎名 ふゆです。」


てかあの、莉犬くんとか言う人、なんで耳生えてるんだろ………

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