【歌い手】世界と歌い手さんが騙されてるので、潰します。【合作】

29 ページ43

ふゆside



あいつ、何としてでも聞き出さなきゃ……
ふざけるな。一方的にこっちの事を知ってやがって。ふざけるな。お前は何様だクソ野郎。

いや、今は私にしか出来ないことをしよう。まだ完全には扱えないけどそんなことも言ってられない

かほを、引きずり戻さなきゃ。



軽くパニックに陥ってるみんなを横目に私は能力を使っていた。


普段私が視るのは自分視点だけなのだが頑張ればまだ不完全だが他の人の視点での未来も視れる



「お願い、”ラピスラズリ”」


口の中で飴を転がすように言うと大人っぽい涼しげな声が頭の中で任せて。と言った気がした


いつものように目の前の光景が薄れて私の意識は未来へと彷徨い出す



霧がかかっててよく見えないし音声も入ってない。


かほが頭を下げてる。相手は折原さんと坂田さん


かほが何かを言っているが、曇っているため口の動きはわからない。何やら必死な顔をしている


折原さんと坂田さんは薄くニヤッと笑う



まさか…まさか、かほのあの性格から察するに…


大事なところで能力が切れてしまう



現在に戻ってくるとみんなは混乱を収め、私の方を向いていた


意識して能力を使うと体と髪は軽く浮かぶわ目は光るわで色々派手だからだろう。



ふゆ「かほ視点で未来を視てきた。まだ完全じゃ無いから音声も入ってないし霧もかかってるけど」


あるふ「それで？かほは？！」




ふゆ「かほは頭を下げてる。相手は折原さんと坂田さん。

なんか必死な顔をしていた。


その後折原さんと坂田さんは笑ってた。」



それをいい終わる前に棗さんと桃音さんと空はかほが行ったであろう方向に走り出していた




…ダメだ。


くぷ「待て。」



あるふ「はぁ？！離せこの童貞クソ金平糖！」



散々言われる黒沢先輩は傷ついた顔をしたがすぐにこう言い連ねる




くぷ「かほは付いて来て欲しそうに見えたか？行って守ってまで嫌われたいか？

しかもふゆの言った情報も声が入ってないんだから確証もない。落ち着け。」



96「だからって…Aもふゆもクプラも行きたくないん？！薄情やろ！」



『私だって！』

30→←28

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す