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いちごオレ7 ページ8

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役作りと言っても、色々と条件があって成り立つものだ。


だからかなのか、私とおそ松くんは2つのルールを定めた、

私とおそ松くんでは無くて、おそ松くんが言い出したことだけど。


一つ目。毎週末に定期的にデートすること。


二つ目。この事は秘密だと言うこと。


ホントに私なんかでよかったのだろうか。

もっと適材適所の人材がいるはずなのに…

我ながらも、先の事で不安になってくる。


でも、おそ松くんと話せたのは嬉しかった。

いつもテレビ越しで見ている時よりも、


オーラがスゴくてカッコよくて…


腕が捕まれた時も、あのときは焦っていて、何も考えてはいなかったが

今考えてみると、結構な行為だ。


そっか…私、おそ松くんに腕捕まれたのかぁ…


時刻は11時。布団の中に潜り込んで、今日あった事を振り返る。


ポジティブではあるが、結構頬の筋肉が緩んでいた。

私、今情けない顔してるなぁ…


だって、漫画の一面みたいな事を好きな人にされるって相当のこと。


世の中の女子なら誰でも、ときめいてしまう。


だけど、一番引っ掛かるのは、おそ松くんの表情だ。

あんな怖い表情見たこともない。


やっぱり自分が悪かったのかな…


ぎゅうっと、枕を抱き締めて顔を埋める。

ほんのかな、洗剤の匂いがした。


そう思ったら、良いことも悪いこともあって今日のことはプラマイ0。


私たちは、仮の恋人となったわけだ。

そうだったら、プラスの方が多いかもしれないけど…。


私は、はぁ…とため息をついた。


そこは、どうしても、ポジティブな方向へ考えを持っていけない。


やっぱり、これからの事が不安だな…



コロコロと変わる自分の気持ちの変化に自分でも対応できない。


私は、頭を抱えて仰向けになる。


私は天井の電球を見つめた。


今日は大変だったけど


だけど、


だけど、


私、頑張っておそ松くんの役に立とう!


うん。


その一心だけは強く光っていた。


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設定タグ:おそ松さん , 松野おそ松 , 学生松   
作品ジャンル:恋愛
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MERORON - うへあさん» ご指摘ありがとうございます。脱字が多くて…。修正いたしました。 (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - どりーさん» レス遅くてごめんなさい!そろそろ頑張って、完結させようと思っています。最後までよろしくお願いします! (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
うへあ - 16は、関節キスじゃなくて間接キスだと思います (2018年12月3日 21時) (レス) id: d83e57132d (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - あぁぁああ!!!コレ神作過ぎませんか!?キュンキュンが止まらないです!!! (2018年7月10日 19時) (レス) id: f196981f30 (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - おそ松がーるさん» いやいや、こちらこそ!お召し上がりありがとうございます( ̄ー ̄ゞ−☆ (2018年5月15日 14時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MERORON | 作成日時:2018年3月13日 21時

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