検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:33,857 hit

▼おたんじょーび▽ ページ43

.


「…。えっとね。おそ松くんらしいキーホルダーなんだけど。」


「おぉ!?赤、赤?」


「うっん。かっこいい赤色。」


顔の前で、プレゼントのキーホルダーの形を指でつくっておそ松くんに見せると

おそ松くんは、いっそう顔を近づけた。


口許をつむって、少し後ろへと後ずさりしてしまって、

距離はさっきと同じ距離へと戻してしまったけど。


胸のときめきは止まないまま。


ずっと、小刻みに鼓動を打っている。



「…やだなー。ったく。」


「え…?」



おそ松くんは、急に目元をすっと細めて

さっきのような太陽みたいな業々とした爽やかな笑みではなく

数倍大人びた笑みで、前へと屈んだ。


私の包みを口許を隠すように…____


そう思う暇もなく、


「んぅっ!!」


「…。」


私の唇を彼にすんなりと奪われてしまった。


あれ。人の体温ってこんなに温かかったけ?


触れた事の無い唇の感触 生暖かい温度。


おそ松くんだからだろうか、すべてが愛しく感じてしまう。


「はぁっ…!」


数秒で、唇は離されたけど

私の心臓は限界のパラメータを越えていて、

止まりそうな勢いで今までよりもはやく身体中を駆け巡っていく。


放心状態のまま、私は口許を両手で押さえて

おそ松くんを必死に凝視した。


「うん。ありがたく貰っとくわ。これからもよろしくな。」


べっと舌を出して、妖美に笑うおそ松くんの表情にはどこか幼さが残っていた。


「あっ。さっきのは。みんなには秘密な、お前だけだから。」


人差し指を口許に添えて、ぱちんっとなれたようにウインクする彼は

言うまでもなく、男の子だった。


.



彼に近づくには、私にはまだあまりにも無防備だったのかも知れない。


もう、心臓が高鳴り過ぎて破裂してしまいそうだ。



.



もう、死んでもいいです。



.




.



#本編とは全く関係ございません。


#雰囲気で設定はお任せします。


#六つ子、誕生日おめでとー!!


.

いちごオレ41→←▼おたんじょーび▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
96人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , 松野おそ松 , 学生松   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

MERORON - うへあさん» ご指摘ありがとうございます。脱字が多くて…。修正いたしました。 (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - どりーさん» レス遅くてごめんなさい!そろそろ頑張って、完結させようと思っています。最後までよろしくお願いします! (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
うへあ - 16は、関節キスじゃなくて間接キスだと思います (2018年12月3日 21時) (レス) id: d83e57132d (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - あぁぁああ!!!コレ神作過ぎませんか!?キュンキュンが止まらないです!!! (2018年7月10日 19時) (レス) id: f196981f30 (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - おそ松がーるさん» いやいや、こちらこそ!お召し上がりありがとうございます( ̄ー ̄ゞ−☆ (2018年5月15日 14時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:MERORON | 作成日時:2018年3月13日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。