いちごオレ12 ページ13
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「てきとーに上がって〜。」
高くも低くもない場所の階にあるおそ松くんの部屋は
最近引っ越してきたかのように綺麗だった。
靴は赤のスニーカーばかり。
棚も赤。壁にかけられている額縁も赤だ。
なんというか、予想通りの部屋の色で、
イメージと違う所と言えば、凄く綺麗だと言うこと。
おそ松くんには失礼だけど、部屋とかは汚い印象が強かったな…。
別に印象通りが良いわけではない。
ただ、少し意外だと思っただけ。
「お邪魔します。」
「あんよ。」
緊張するなぁ…
手が小刻みに震えて、靴を脱ぐのに時間がかかってしまった。
靴下を履いているのに、足の裏が冷たくて
余計にさっきまでほわほわしていた気持ちから、
すぅっと現実に戻される。
あわわわわ…。私、おそ松くんの家に来てる…
言葉に並び替えただけで、胸が高鳴る。
厚かましいという気持ちと嬉しいという気持ちが半々で、複雑。
おそ松くんは、私と一歩距離を置いて短い廊下を通り、横引きのドアを開けた
一番先に入ったということは、
自分の部屋か、リビング。
よくよく考えてみると場所的にリビングだ。
私もおそ松くんに続いて、部屋に入る。
うん。案の定、ソファにテレビ、テーブルが置いてあるリビングだ。
おそ松くんは、キャップを取ってハンガーにかけた。
「役作りについて、ちょっと話してーことあっから。ソファに座っといて。」
振り返ったおそ松くんは、キャップを取ったおかげで
顔がよく見える。髪がふわんと可愛く跳ねていて、
あほ毛が二本。テレビで見ているときより、なんだか髪型は優しくて。
きっと、髪の毛今日はセットしていないんだと思う。
顔は相変わらず不機嫌だけど、ファン目線だとこれは美味しい画だ。
シャッターを切りたい気持ちを押さえて。
おそ松くんに言われた通り、赤色のソファに座っておそ松くんの到着を待った。
おそ松くんは、しばらくすると戻ってきて
なにかを手に持っている。
薄いライム色の…本？いや、雑誌に近い。
遠目から見ても、それはよれよれで使い込んだ形跡があった。
「これ、今度のドラマの台本。」
そういって、指で指した手にある雑誌のようなものは、この前見た
いちごオレ第1話の台本だった。
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MERORON - うへあさん» ご指摘ありがとうございます。脱字が多くて…。修正いたしました。 (2019年1月22日 23時) (
レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - どりーさん» レス遅くてごめんなさい！そろそろ頑張って、完結させようと思っています。最後までよろしくお願いします！ (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
うへあ - 16は、関節キスじゃなくて間接キスだと思います (2018年12月3日 21時) (レス) id: d83e57132d (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - あぁぁああ！！！コレ神作過ぎませんか！？キュンキュンが止まらないです！！！ (2018年7月10日 19時) (レス) id: f196981f30 (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - おそ松がーるさん» いやいや、こちらこそ！お召し上がりありがとうございます(￣ー￣ゞ−☆ (2018年5月15日 14時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MERORON | 作成日時：2018年3月13日 21時
