いちごオレ10 ページ11
.
「えっ…!?急にですか…?」
「えっ?当たり前じゃん。こんな街中出て変な噂でも流れたらダメっしょ。」
「確かに…」
マスクとキャップを被っているけど、オーラは隠しきれていない。
カリスマ性溢れるオーラ。すれ違ったら思わず二度見してしまいそう。
赤と白のスタジャンを着用していて、胸元にOという、おそ松くんの頭文字。
下は少しだぼっているジーンズに、赤色のナイキの新作スニーカー。
意外にも高校生らしい服装。
高校生らしいと言っても、一目瞭然でセンスの良い人間だと分かる服装だ。
それに、おそ松くんにとっても似合っているし
背伸びしている感じがない。自然体っていう感じに着こなしている。
しばらく歩幅を会わせて歩いていると、
いい加減居心地の悪い沈黙が流れ出した。
おそ松くんはスマホを見ているため、話し出す様子がない。
どうにか沈黙を無くそうと、私は一生懸命話題を考える。
「えっと、家って…近いんですか?」
「わかんね。距離測ったことないし。」
「…そうですか…」
おそ松くんはスマホから目を離さず、淡々と話した。
そこでプツリと会話が切れる。
終わり。答えてくれたとしても会話は続かなかったとは思うけど。
こうなったら、無言を突き通すしかない。
居心地が悪くならないよう、私は一人考えた。
初デートで、家に上がるなんて普通では考えられ無いことだよね。
私の(少女漫画)経験上だけど。
別にやましいことなんて思ってはいないけど。
好きな男子のおうちに上がるのはやっぱり緊張する。
全世界の女子共通だと思う。
まだ心の準備ができていないまま、私たちはおそ松くんの家であろう、
都内一のマンションへきていた。
.
96人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MERORON - うへあさん» ご指摘ありがとうございます。脱字が多くて…。修正いたしました。 (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - どりーさん» レス遅くてごめんなさい!そろそろ頑張って、完結させようと思っています。最後までよろしくお願いします! (2019年1月22日 23時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
うへあ - 16は、関節キスじゃなくて間接キスだと思います (2018年12月3日 21時) (レス) id: d83e57132d (このIDを非表示/違反報告)
どりー(プロフ) - あぁぁああ!!!コレ神作過ぎませんか!?キュンキュンが止まらないです!!! (2018年7月10日 19時) (レス) id: f196981f30 (このIDを非表示/違反報告)
MERORON - おそ松がーるさん» いやいや、こちらこそ!お召し上がりありがとうございます( ̄ー ̄ゞ−☆ (2018年5月15日 14時) (レス) id: fd95f0d8fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MERORON | 作成日時:2018年3月13日 21時