【鬼滅の刃】どうせ、私なんか...【我妻善逸】

6.優しい人 ページ9

「な、なんでいるの！？？」






颯太が鬼殺隊に入ったという手紙が来なかったから、まだ修行中かと…





「Aを驚かせたくてさ。
だから、俺がAの鴉に頼んで、ここまで来てくれるようにしたんだ。」





なんて爽やかな笑顔で言ってしまう颯汰。








うん。









普通にかっこいい。









いや、善逸が1番だけどねっ！？！？









…。









「…えーと、そうだったんだ。あ、そうそう師匠は元気？」









「元気だよ、もうすごく。
いやー、Aがいなくなってから大変だったんだからな。
Aがいないと、男同士でむさ苦しいわ！って。
その意味わからん理由で、俺の修行量えげつなかったんだぞ。」












うん。師匠ならやりかねないね。









どうしても早く鬼殺隊に入りたかった私は、師匠と颯汰の反対を押し切って、かなり早い段階で最終選抜に行ったんだよね。







懐かしいなぁ。








でも、あの時最終選抜に行かなかったら、炭治郎達と会えてなかったかもしれない。









善逸とも、会えてなかったかも…。









…。









「なぁどうしたんだ？元気ないけど」








「…ううん、大丈夫だよ。前の任務で怪我して復帰したばかりだから、ちょっと疲れてるだけ。」









颯汰ってずっと一緒にいたからか、こういうのに鋭いんだよね。









だけど、颯汰まで巻き込む必要はない。









颯太までに迷惑かけたくないし。









「…お前さぁ、その癖やめろよな。
俺にそんな変な嘘通じるわけないだろ。
修行してた頃のお前、怪我したあとでも馬鹿みたいに走り回ってただろ？
まあ、なにがあったかは知らないけど、そうやって一人で抱え込んでもいいことないぞー。」








馬鹿みたいにって….......一言余計だわ。






そう思ってると、私の頭にデコピンをしてくる颯汰。
「いたい゛」






颯汰...手加減してよ......




「俺はお前と長い付き合いだし、変な遠慮はすんな。
辛いことあったら、いつでも相談しろよ。」









「…ありがとう、颯汰。」









「おう！じゃあ、任務に行くか！！」









私たちは任務先へと足を進める。









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いつも読んでくださってありがとうございます！


更新が遅くなってしまいすみません。


これからも遅くなってしまうと思いますが、気長にお待ちくださると嬉しいです！

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