3.おんぶ ページ5
今日はいつもより大変な任務だった。
私はもちろん炭治郎達も怪我をしていた。
だけど私が1番の重症だったらしく、善逸はすぐ私のところへ駆け寄って来てくれた。
「Aちゃん…!!大丈夫っ!?!?今、蝶屋敷へつれていってあげるからね!!」
あたふたしている善逸が少し可愛いなって思っちゃうのと同時に、やっぱり善逸のことが好きなんだなって確信する。
「ありが…「善逸さんっ!私…歩けなくてっ!」」
私がありがとうと言い切る前に、被せてくる晴香ちゃん。
善逸は晴香ちゃんの声に振り向き、「大丈夫??」
と声をかける。
あぁ。まただ。
心が痛くて、辛い。
「善逸…私のことはいいから。あの子のこと先に連れて行ってあげて。」
「で、でも!Aちゃんの方が傷酷いし…」
「いいの!あの子後輩だし、ね?」
「…わ、わかった。でも、晴香ちゃんのこと連れていった後、すぐ行くからね!」
本当は行って欲しくなかった。
それでも、Aちゃんのことを。そう言ってくれることを期待してたんだ。
「晴香ちゃん、立てる?」
そう言って、彼女に手を貸してあげている善逸。
「おんぶしてもらっても…」
嘘だ。
本当は大して怪我もしてないはず。
「えっーと、、それは…」
申し訳なさそうに私の顔を見る善逸。
「いいよ、善逸。連れて行ってあげて。」
「で、でも。俺、Aちゃんの彼氏なのに。」
「晴香ちゃんは仲間でしょ?」
「わ、わかった。…じゃあ、晴香ちゃん。背中に乗って。」
「わっー!善逸さんの背中、広くて逞しいですね!さすがですっ!」
「晴香ちゃんっ!?!?そんなこと簡単に言わないのっ!」
「だって、本当なんですもん。あ、Aさんの彼氏さんでしたっけ。ごめんなさーい。」
なんでわざとらしく言うの。
それに、善逸はなんで少し照れてるの。
もう、泣きそうだよ。
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ゆり - 面白かったです。この話の続きが気になります。早く続き見たいです。更新待ってますよ😃 (2022年8月21日 23時) (レス) @page23 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ(プロフ) - 舞さん» 更新遅れてすみません。。更新再開した際には、もっと皆さんがたのしんでいただけるように頑張ります!応援ありがとうございます (2020年5月10日 20時) (レス) id: ed6f74a0b0 (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ(プロフ) - 炭さん» 更新できていなくてすみません汗 必ず戻ってきますので、楽しみにしていてくださいね! (2020年5月10日 20時) (レス) id: ed6f74a0b0 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - いい所で更新止めちゃうじゃないですか〜笑早く出てくる事を祈ります笑 (2020年3月20日 14時) (レス) id: 4eccfaac2e (このIDを非表示/違反報告)
炭 - いい所で更新止めますね笑笑 楽しみにしてますね。 (2019年12月8日 15時) (レス) id: 4a1a45053b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はっぱ | 作成日時:2019年10月19日 20時