8.仲直りしたい(善逸side) ページ11
「…善逸、任務に行くぞ??」
「ん.......なに?任務に行くの.....?」
炭治郎の声で起きる。
「善逸さんっ!!おはようございますっ」
そう言って俺の手を握ってくる晴香ちゃん。
「お、おはよう。」
少し戸惑いながらも挨拶をすると、晴香ちゃんはニコリと笑いかけ、「善逸さんの手…暖かくて好きなんですよねっ」という。
「.......そっか。」
これ、Aちゃんにも言われたっけな。
『善逸の手って暖かくて好きだなぁ。なんか落ち着く!』
Aちゃん.......。
ベッドから体を起こし、奥のベッドを見るとそこにはAちゃんが眠っていた。
もう、何日くらいまともに話してないだろう。
本当は、Aちゃんと沢山話したい。
怪我は治ったのかな.......?
あの日Aちゃんから、泣きたくなるくらい辛い音がして。
きっと、俺のせいだと思う。
そう考えると、どう話しかけていいか分からなくなっちゃって、どうやって目を合わせていいのかも、何もかも分からなくなってしまった。
それでも、話そうとしたけど、
いつも晴香ちゃんに遮られてしまって、なかなか話せなかった。
俺のこと、嫌いになっちゃったかな。
「.......善逸。Aの怪我は心配だし、Aを置いて行ってしまうのは申し訳ないが、任務だからいかないと。」
俺の視線に気づいたのか、炭治郎は悲しそうな顔でそう俺に言う。
「そうだな.......。」
早く帰ってきて、Aにちゃんと謝ろう。
312人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆり - 面白かったです。この話の続きが気になります。早く続き見たいです。更新待ってますよ😃 (2022年8月21日 23時) (レス) @page23 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ(プロフ) - 舞さん» 更新遅れてすみません。。更新再開した際には、もっと皆さんがたのしんでいただけるように頑張ります!応援ありがとうございます (2020年5月10日 20時) (レス) id: ed6f74a0b0 (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ(プロフ) - 炭さん» 更新できていなくてすみません汗 必ず戻ってきますので、楽しみにしていてくださいね! (2020年5月10日 20時) (レス) id: ed6f74a0b0 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - いい所で更新止めちゃうじゃないですか〜笑早く出てくる事を祈ります笑 (2020年3月20日 14時) (レス) id: 4eccfaac2e (このIDを非表示/違反報告)
炭 - いい所で更新止めますね笑笑 楽しみにしてますね。 (2019年12月8日 15時) (レス) id: 4a1a45053b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はっぱ | 作成日時:2019年10月19日 20時