Snow Orange 《Ⅲ》 (ページ2)

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Black Side

仕事に行けば康二が今日から1週間休みなんて言うからみんな口にはしないけど来たんだなって

それなのに俺の携帯に康二から連絡なんか来てないから少しイライラ気味に康二の家に向かえば

玄関の外からでも分かる甘い匂い

番になる前まではこの匂いのせいで色々あったけど今は俺にしか分からないんだから少し優越感

合鍵で中に入れば寝室に向かうにつれて濃くなる匂いに自分のアルファとしての本能が疼き出す。

それでも、本能に任せて傷つける訳には行かないから

深呼吸をして寝室の扉を開ければ荒い息を吐きながら眠る康二の姿。

声をかけて起こせば俺の姿に驚きを隠せないようだった。

キスをすれば康二は半分本能に飲まれかけてて俺を煽るもんだから

｢気持ちよくなろっか｣

.

.

.

｢ん…ｯはっんあっ…め、め…ｯ｣

下はすでにズブズブでいつでも入りそうだった

康二に赤い花を咲かせながら胸をいじればビクビクと反応して出さずにいくものだから

｢かわいーね康二｣

耳を甘噛みしながら呟けばまた甘い声を漏らす。

康二のヒートを治めるには俺のを中に出すしかないんだけど、もしかしたら孕んじゃうかもしれないから康二の行ってる病院の先生と話し合って避妊薬も貰って口移しで康二に飲ませる。

意識が完全に落ちてる時は嫌がって吐き出しちゃうけど今回は理性半分本能半分だから上手く飲んでくれて

｢康二、いれるよ？｣

｢ん、れんの、ここにちょうだい…ｯ｣

お腹をさすって上目遣い。

こんな可愛いやつどこ探してもこいつだけだわ

ぐっと奥に入れれば、康二は高い声を上げながら中でいくもんだからぎゅうぎゅう締まって自分も限界が近くなる。

律動を早めて最後に奥を突けばドクッと自分の欲が康二の中に放たれる

｢んあっ、やあっんっっはあっんｯｯ…ｯあっｯ｣

康二はくたっと意識を手放した。

あと1週間。

康二のためにも、大切にしていきたい

ーENDー