I have always liked you2〜Ren〜

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「だから、私紫耀くんと付き合い始めたから2人で飲みに行くのはちょっと…」


「はぁ？俺と先約束してたやん！紫耀と付き合いはじめたからってドタキャンは良くないと思うで？」


う……、めっちゃ正論だけども。


「でも…」


「もー、俺の彼女虐めないでよ！俺は別に2人でご飯行っても構わないよ？」


「紫耀くん？」


後ろからギュッと急に抱きついてきた紫耀くん。


「ちょ、離れろや！」


「俺の彼女だからいーじゃん別に！」


「紫耀が抱きついたらAが折れるやん！ゴリラなんやから！ええから離れろや」


「く、苦しい…。た、助けて…」


抱きつく紫耀くんと引き離そうとする廉に、私はもみくちゃにされた。


「お前ら、仕事中なの忘れてねーか？」


「げっ！！山ピタくん」


「山下さん！！」


「雛川さんが困ってるだろ！2人とも離れろ！」


埋もれていた私を救出し、2人を書類で叩く山下さん。


「いたっ」


「いてぇ」


「まだ仕事中だろうが。早く持ち場に戻って仕事しろ」


『はーい』


「またあとでね！Aちゃん！」


「あとで問い詰めるから逃げんなよ！」


山下さんに叩かれた頭を2人ともさすりながら自分の部署へと戻っていった。

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