188 脈拍 ページ45
「…………あ、寝てた」
「巴ちゃん!!
良かった、……もう如何なるかと…………」
「如何したんです、そんなに慌てて」
「慌てるよ普通!
だって巴ちゃん脈が一定じゃないって……」
あ、ごめんそれ母さんの遺伝かも。
「どんな感じでした?」
「え、何か、寝てるにしては異様に早かったっていうか…………」
「……洞性不整脈の類でしょう、若い人には最近よくあると言われていますし、疲れているんだと思います。
そんな問題的なやつじゃないですよ」
如何やら違ったらしい、こちらとしても一安心である。
「ならいいんだけど…………」
「……すみません、如何やらずっと寝てしまったみたいで」
時計を見るともうお昼だった、ソファーで寝かされた諸伏氏は未だ1度も起きていないみたいで、彼の手首を触ると、もう脈は回復していた。
ほっ、と溜息を吐く、あのまま死んでしまわなくて良かった。
萩さんは簡単に昼食を作ってくれていた、今日は元々非番なのでOKらしい、残業してたのに呼び出してしまったことにはもう一度謝っておいた。
私は台所に立つ彼に花を買ってくると言って、外に出、ポケットに入れていた携帯で、繋がってくれる様に祈りながら長官に電話を掛けた。
271人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水城紗綾 - 久坂朧@三色団子と朧は神さん» うぁぁ。ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月10日 18時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» いえ、何か見た覚えのあるニックネームの方の名前だなー、と思って、探したら直前まで読んでた作品の筆者様だったのでつい……(笑)こちらこそ読んで頂いて嬉しいです、ありがとうございます!楽しみに更新待ってますのでそちらも頑張って下さいね! (2019年8月10日 0時) (レス) id: c1dc633bc5 (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - え!知ってるんですか!?え(困惑)………ッッ!!ありがとうございます!ログインもしていない私の作品を!知ってくださっているとは! (2019年8月9日 22時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» 閲覧及びコメントありがとうございます!そう言って貰えるととても嬉しいです!もしかしてkzの方で夢小説書かれてますか?そちらの方も楽しみに待ってます、更新待ってます!!改めて、ありがとうございました! (2019年8月8日 19時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - 右のお星様を押したいのに2回目だから押せないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーー!!! (2019年8月8日 19時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時:2019年8月3日 17時