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185 降下 ページ42

side赤井


衝撃的な発言をした後、彼女は屋上から歩くようにして飛び降りた。


「待てッ!!」


恐らく彼は生きている、と思う。


彼女は何らかの薬を埋め込んだのだ、最近宮野姉妹との交流が多いとベルモットが零していたがこれに備えていた可能性が高い。


そして頑なに死体を譲らないといった姿勢と態度、死体愛好家とまで(うそぶ)いてまで彼を手に入れようとしたあれは、未だ何か隠している。


そしてバーボンはきっとその事実に、気付いていないだろう。


俺は屋上から飛び降りた彼女を見ると、何と彼女は神々しくも大きな鳥に立って、降りていた。


が、彼女はバランスを崩したのか、降りる時に背負っていた彼と共にそのまま地面に倒れた。


「……!」


俺は呆然と血の跡が付いている場所を見ている彼をそのままにし、先程全力で駆け上った廃ビルの階段を今度は、全力で駆け下りた。


出入口に出ると其処に彼女は居ない、忽然と姿を消していた。


何処に行ったのだろうかと思えば、何やら曲がり角で話し声が聞こえた。


俺は陰に隠れながらも気配を消して、その様子を伺った。


「………………か」


「ぁ………………だろ、…………ゃん……し…………」


「………………」


「ょ…………ぉ…………、ぃぇ………………ぅ」


内容は不鮮明で全く分からなかったが、死体を車に運んでいる時点で協力者だろう。


ナンバーは車が横向きだったので分からなかった、が、長身の男がその車の持ち主だった。


笑顔で彼女に話している彼は組織では見たことがない、きっと別の誰かだ。


しかし俺には関係性が分からない、本当にそれだけしか分からなかった。

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水城紗綾 - 久坂朧@三色団子と朧は神さん» うぁぁ。ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月10日 18時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» いえ、何か見た覚えのあるニックネームの方の名前だなー、と思って、探したら直前まで読んでた作品の筆者様だったのでつい……(笑)こちらこそ読んで頂いて嬉しいです、ありがとうございます!楽しみに更新待ってますのでそちらも頑張って下さいね! (2019年8月10日 0時) (レス) id: c1dc633bc5 (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - え!知ってるんですか!?え(困惑)………ッッ!!ありがとうございます!ログインもしていない私の作品を!知ってくださっているとは! (2019年8月9日 22時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» 閲覧及びコメントありがとうございます!そう言って貰えるととても嬉しいです!もしかしてkzの方で夢小説書かれてますか?そちらの方も楽しみに待ってます、更新待ってます!!改めて、ありがとうございました! (2019年8月8日 19時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - 右のお星様を押したいのに2回目だから押せないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーー!!! (2019年8月8日 19時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時:2019年8月3日 17時

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