171 猛暑 ページ28
「んで、そんな場所見つかるのー?」
気の抜けた声で聞いてくる彼は炎天下照らされてとっても暑そうだった、自前の冷たいお茶の入ったペットボトルを頬に当てて涼んでいる。
「見つかりますよ、頑張れば」
「如何頑張るのさ」
「飛びます」
「は?」
「飛ぶんです」
「…………ん?」
此奴頭大丈夫か、と思われる発言だが、至って正常である、鳥山さんが居れば。
「鳥山さんのスペック、今の姿なら大人2人は余裕で持ち運べるでしょ?」
「ぽっぽー」
「……真逆」
一々屋上に上って下りてを繰り返す心算だったんですか、と言うと、
「何かしら手はあるんだろうなとは思ったけど…………」
「大丈夫ですよ、上空を旋回すれば鳥の影にしか見えない」
「あー、バレなきゃいいってこと」
「当たり前でしょう、そうじゃないと私仕事やってられませんって」
「齢10歳が何を言うかと思えば…………」
俺一応お巡りさんだからね?と言うと、貴方何でもするって言ったよね、とかます、彼は涙目だった。
念の為ハーネスを付けておいた、彼には鳥山さんに乗って、手で頑張って捕まって貰おう。
「ほら、乗って下さいよ。
萩さんの方がガタイが大きいんだから、私が貴方の背中に捕まらないといけないじゃないですか。
あ、今更ですがバンジージャンプとか出来ないタイプですか?」
「いや、出来るよ」
「じゃあ頑張って下さい」
無茶振り、と言いつつ普通に乗っていた。
……適正、あるんだろうなぁ。
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水城紗綾 - 久坂朧@三色団子と朧は神さん» うぁぁ。ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月10日 18時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» いえ、何か見た覚えのあるニックネームの方の名前だなー、と思って、探したら直前まで読んでた作品の筆者様だったのでつい……(笑)こちらこそ読んで頂いて嬉しいです、ありがとうございます!楽しみに更新待ってますのでそちらも頑張って下さいね! (2019年8月10日 0時) (レス) id: c1dc633bc5 (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - え!知ってるんですか!?え(困惑)………ッッ!!ありがとうございます!ログインもしていない私の作品を!知ってくださっているとは! (2019年8月9日 22時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» 閲覧及びコメントありがとうございます!そう言って貰えるととても嬉しいです!もしかしてkzの方で夢小説書かれてますか?そちらの方も楽しみに待ってます、更新待ってます!!改めて、ありがとうございました! (2019年8月8日 19時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - 右のお星様を押したいのに2回目だから押せないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーー!!! (2019年8月8日 19時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時:2019年8月3日 17時