163 呆然 ページ20
「Sugar,大丈夫?」
「…………久しぶりだ、目の前で人が殺されたの」
「…………」
多々良の時以来の死だった、しかも今度は至近距離で、同じ転生者と思われる人間が。
金目とその他衣服だけを遺して消えたのだ、不気味だし、まず普通の人から見て可笑しいだろう。
BGMは車の走行音が安定した音で、私達はただ呆然とそれを聞いていた、彼女は膝枕させて貰っている私の頭をテンポよく撫でていた。
「ねぇ、ちょっと聞きたいの」
と、急に彼女はトリオには聞こえない声で囁いた。
「転生者って、何?」
「………………ベルさん、それは」
「深くは聞かないわ、それは私達にとって得になるの、それとも」
「どちらも然り、ですよ」
ただじっと、2つの金の双眸を見つめながら言った、1度地面に落としてしまった目は傷が幾つか付いてしまっており、見ているだけでもとても痛々しいものだった。
私はその金目を空の巾着袋に1つずつ入れて腰に付けておいた。
自分と一緒の目をしているというのに、他人の目だからという理由だけで変な夢を見そうで大変気味が悪い、当然だろう、眼球なんてそうそう触るものでは無いのだから。
「……Sugar,貴方顔色が酷いわ」
「あはは、誰だってそうでしょう。
目の前で人が死んで、その遺体が消えると今度は私と同じ眼球と衣服だけが遺ったなんて。
洒落にならないってのに」
「…………そうね、家まで送るわ。
バーボン、米花公園の近くにあるマンションまで向かって」
「……分かりました」
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水城紗綾 - 久坂朧@三色団子と朧は神さん» うぁぁ。ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月10日 18時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» いえ、何か見た覚えのあるニックネームの方の名前だなー、と思って、探したら直前まで読んでた作品の筆者様だったのでつい……(笑)こちらこそ読んで頂いて嬉しいです、ありがとうございます!楽しみに更新待ってますのでそちらも頑張って下さいね! (2019年8月10日 0時) (レス) id: c1dc633bc5 (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - え!知ってるんですか!?え(困惑)………ッッ!!ありがとうございます!ログインもしていない私の作品を!知ってくださっているとは! (2019年8月9日 22時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
久坂朧@三色団子と朧は神(プロフ) - 水城紗綾さん» 閲覧及びコメントありがとうございます!そう言って貰えるととても嬉しいです!もしかしてkzの方で夢小説書かれてますか?そちらの方も楽しみに待ってます、更新待ってます!!改めて、ありがとうございました! (2019年8月8日 19時) (レス) id: 9224d831df (このIDを非表示/違反報告)
水城紗綾 - 右のお星様を押したいのに2回目だから押せないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーー!!! (2019年8月8日 19時) (レス) id: fd3bd08589 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:久坂朧@三色団子と朧は神 | 作成日時:2019年8月3日 17時