また、アシタ (3)

パパ ページ19

side：亜嵐


『ちょっと待って、海人が歩きたがってる。車に靴取りに行ってくるから海人見てて』

亜嵐「分かった、ありがと」


初めて会った時

ここまで歩けなかった海人

今はこうして外でも靴を履いて歩けるくらい

成長したんだよ


生まれた時から見たかったな

こうしてこの短期間でも成長してる息子の姿を見て

これからもどんどんおっきくなってくんだなって

実感する


「ぱっぱっぱっぱ」

！？

『お待たせ〜』

亜嵐「A！パパって言った！俺のこと指さして！」

『うそ』


俺にも懐いてくれたものの

まだ直接パパって言われたことなかったんだけど


ついに･･･ついにこの時が･･･！！


やべえ泣きそう


はじめは抱いてもすぐにAのとこに行きたがって

ママはいうのにパパって言葉は聞けなくて

早く海人の中で俺がパパだって認識してほしくて


家にいる間は沢山海人の面倒を見た


その成果がやっと、やっと･･･！


『良かったね。って何泣いてんの(笑)』

亜嵐「嬉しいじゃん〜」

『ほら行くよみんな待ってるんだから(笑)』

亜嵐「はい(笑)」


嬉しさで涙ぐんだまま

俺とAそして海人を真ん中に手を繋いで

メンバーのいる楽屋に向かった

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