また、アシタ (3)

これから ページ1

side：A


あのあと、


二人で色んなことを話した


離れてた間の出来事

離れてた間の気持ち

海人のこと

亮ちゃんのこと

そして、今後の私たちのこと


久しぶりにソファに2人で腰掛けて


テーブルの上には

ペアのマグカップ


そして2人の右手の薬指には

ペアリングがついてて


お互い、触れなかったけど

離れてた間も付けてたんだってことは分かった


海人は寝室で寝てて

今日はこのまま泊まっていくことになった


「いつ、こっち来る？」


『引越しの準備、結構かかると思うからわかんない。なるべく早く来れるようにはするね。早く海人にパパのいる生活送らせてあげたいし、私も早く亜嵐と住みたいし』


私はこのまま

元々亜嵐が住んでたマンションに

引っ越すことになった


「これから帰ったらAと海人がいるってことか〜あーーー幸せ！！」


『びっくりしたよね、海人のこと』


「びっくりどころじゃないよ(笑)
大変だったよね、ありがとう」


『でも、ほんとにいいの？公開して』



亜嵐は私との結婚も子供のことも

世間に公開すると言う


「俺もう仕事を理由に逃げたくない。ちゃんと向き合うって決めたから。
だからたとえどんなに批判食らっても全然大丈夫だから、俺には大好きで大切な家族と
同じくらい大切で信用できる仲間がいるからね」


胸張ってそんなことを言う亜嵐

見ないうちにかっこよくなったな

見た目もだけど

中身が


『私も逃げない。一緒に乗り越えようね、家族で力合わせて。』


そう言うと

亜嵐は微笑んで私を抱きしめた



当たり前にこうしていられるのが

幸せでたまらないって思ったら


「わーーもう幸せすぎる」


亜嵐も同じこと思ってた

愛しい→

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