隣の席の水島が天才すぎて惚れる

１１・なんなんまじで！！ ページ11

私「…で、何が言いたいの」



　 女子１「だから、好きじゃないのに勝負！とか水島君に言うのやめてくれる！？水島君が一所懸命になるのは私たちだけで十分なの！」



　 女子２「そうよそうよ！」




　 私「…んー、でも、私、水島君と勝負すんの、結構楽しいんだよね。まぁ、ムカつくけどさ。だから、無理かな。あ、でも好きとかじゃないから。絶対。勘違いしないでね。安心して。」




　 私はそういうと、彼女たちと離れた。




　 席に戻ると



　 水島「へぇ、お前、俺と勝負するの楽しいんだ」




　 と、急に至近距離に近寄られる。



　 そんな水島君の表情はまるで面白いおもちゃを見つけたというようにキラキラと邪悪にまみれた笑顔で。



　 あまりの近さに思わず顔が赤くなるのを感じる。




　 私「き、聞いてたの！？」



　 水島「聞こえたんだよ。へぇー、お前、結構俺の事好きなんだねー、いっつも毒舌しか言わないくせに」



　 私「うっさい、意味わかんない。ってか近い、離れて」



　 水島「あっれ、近いから照れてんの？もっと近づいたらどうなんのかな」



　 私「ッ〜〜〜！？いやいやいや、マジで近いから！！やめてってば！！」


　
　 水島「へー、めずらしく慌ててるね。余裕ないんだ―」



　 私「〜〜〜〜〜ッ、マジで、ウザい！！！！！」




　 勘違いしないでよ、私、マジでこんな悪魔、大っ嫌いだから！！

１２・呼び方→←１０・水島君への秘密

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す