【A3!】雨、やまないね。【碓氷真澄】

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真澄とは幼稚園からの付き合いで、

小学校の時から毎日私が真澄を起こしている。



さっきみたいに真澄は本当に寝ぼすけだから、

私が風邪を引いた時とか絶対遅刻してたな〜笑



学校が終わると、真っ先に私の部屋に来て

「なんで起こしてくれなかったの」

って拗ねてたり笑



「熱出たんだからしょうがないでしょ」って言うと

「ダメ。Aが起こしてくれないと、俺起きれない」

ってもっと拗ねたりしてさ笑




友達には、「彼女になりたくないの？」って言われるけど、私はこのままの関係が心地良い。




カレカノって関係はいつか崩れちゃうかもしれないけど、

幼なじみって関係は絶対に崩れない気がして。






絶対離れたくないくらい、真澄が好きだから。




それに…




「キャーッ!!真澄くんだ!!」

「ホントだ!!今日もクール!!」

「かっこよすぎて過呼吸!!」



朝、一緒に学校に行けば恒例のヤツ。




「はぁ…毎日毎日ウザい」

ってげんなりする真澄。




これだけモテるのに、
小・中・高、女子とは私としかあんまり話さないから、勝手に私は真澄の特別なんだなって思ってる。



だって、そう思はずにはいられないでしょ？




「っていうか真澄くんの隣の子誰なの？」

「ああ、幼なじみだって。
真澄くんと全然釣り合って無いよね〜ww」

「超普通ーwww」



こんなことを言われるのは日常茶飯事。



もう慣れた。



なのに、

「黙れ。
Aを傷つけたら許さない」

って真澄はいつもかばってくれる。




大丈夫だよって言うのに。


俺が許せないからって。



ほら、こんなの好きになるしかないじゃん。





「…ありがとう」

「ん」






そう言って、前を歩く真澄にバレないように呟く。








「大好き」








私はこのままでも充分幸せだよ。






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