泡沫の恋を君と【佐野玲於】

なんだろうこれ ページ14

貴｢綺麗だった。ダンスも凄かった！｣




ほんとに玲於くんと居ると毎日が楽しくて新しい発見？があって凄い





玲於｢まあここの事結構知ってるし｣





いい子にしてたら他も教えてやるよいちごちゃん、なんて言って私の頭クシャりと撫でる





貴｢玲於くんすぐそうやって私の事子供扱いする。｣




別に嫌ってわけじゃ無いけどなんだかちょっぴりむず痒い





玲於｢まあ実際にちっさい子みたいじゃん｣





貴｢年二つしか変わんないじゃんか！｣






今は夜道を二人で歩いて家に帰ってる、鈴虫の鳴き声が聞こえてなんだかいい気分になれる






時間たつの早くてもう少し話してたいなって思っちゃう自分はおかしいのかな





｢玲於？｣





玲於｢え、佳奈じゃん、何してんの｣





いきなり後ろから玲於くんの名前を呼ぶ声聞こえて、二人で親しげに話してる、誰だろう。




佳奈｢玲於この子誰？あー！彼女とか？｣





玲於｢ちげーわ、駄菓子屋のばあちゃんの孫｣





貴｢あっ、Aです。こんばんは..｣





こういう時人見知りが出ちゃってテンパっちゃうのやだ。治したい、




佳奈｢Aちゃん、なんか小さくて可愛いね〜。｣




玲於｢ちっこいしぷにぷにだし｣





貴｢ぷにぷには余計です。太ってないし。｣





そしたら佳奈さん？私の事面白いねって笑いながら




佳奈｢私はAちゃんの隣にいる奴の幼馴染？一応やってます！仲良くしようね｣




そう言ってぎゅうって握手してくれた




貴｢あっじゃあ佳奈さんも高校三年生で..｣




佳奈｢うん、そうだよ！もー佳奈でいいよ？｣




通りで背も高くて大人っぽくいと思った、流石に呼び捨ては出来ないからちゃん付けでもいいかな。




玲於｢ねぇ俺の存在忘れてね？｣




佳奈｢ごめんごめんちっさかったから見えなかった｣





玲於｢殴られてーの？｣





佳奈ちゃんと玲於くん凄く仲良くてなんか夫婦？みたいに見えてなんだか楽しそうって思えた





でもなんだか少しだけ胸の奥がモヤッとして悲しい気持ちになるの、なんだろうこれ





二人の楽しそうな雰囲気邪魔するのも悪いなと思って





貴｢あ、あの私帰ります、おやすみなさい｣





その場を後にしようとしたら





玲於｢いやいや送ってくから｣




少し眠たそうな目で私を見て今度は佳奈ちゃんにサヨナラの挨拶してまた二人になった




貴｢佳奈ちゃんと二人で帰らなくて良かったの？｣




玲於｢え、なんで？｣

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