泡沫の恋を君と【佐野玲於】

オススメ2 ページ13

玲於side





玲於｢なあいちごちゃんまだ怒ってんの？｣





ダンス踊り終わって二人で帰ってんだけどさっきからずっと頬膨らませてんだけど





貴｢別に怒ってないです〜。｣





いや絶対怒ってるじゃんそれ笑




玲於｢そんなにウィンナー食いたかった？Aちゃん｣




貴｢違うし..そーやって名前で呼べば私が許すとでも..｣





玲於｢あーはいはい、じゃーコンビニ行ってアイス奢ってやるから機嫌直しましょうね〜Aちゃん｣





子供扱いしないで下さいよ馬鹿アイスに罪はないですけどって、この不貞腐れた時の敬語がホントまたツボ






玲於｢上限100円までな｣





貴｢えっガリガリ君しか買えない！ケチ..｣





玲於｢ガリガリ君うまいじゃんなめてんの？｣





コンビについてアイスどれにしようかってずっと迷って結局選んだのガリガリ君





貴｢美味しい〜。本当はハーゲンダッツが良かった｣





いやいや買ってあげたんだからもっと感謝しろよ笑




玲於｢なら俺が食うからガリガリ君頂戴｣





横から食べかけのガリガリ君かじったらまた




貴｢あーー！また食べた玲於君のバカ！｣





頬膨らませて俺の肩ペちペち叩く、これがさ全然痛くねぇの




玲於｢ガリガリ君位何時でも買ってやるから｣




貴｢なら許します。｣





いちごちゃんってこんなに食い意地張るやつだったのね、まあ食ってる姿幸せそうだからいっか




玲於｢あ、ちょっと着いてきて｣




やっとアイス食べ終わったAちゃんの腕引っ張って俺のおすすめスポットに連れてゆく






貴｢わぁ... ！！すごい！綺麗！｣





玲於｢蛍と月めっちゃ綺麗でしょ｣






辺りはもう日が沈んでいて、月の明かりの中、蛍が空を飛んですげぇ綺麗で好きなんだよここ





貴｢なんか、玲於君と居ると体験した事ないものばっかだよ。｣





光る蛍を見てうっとりした顔、都会じゃこんなの見れねぇもんな





玲於｢これ見ると帰りたくねーって思う？｣






貴｢うん、ずーっとここにいたい、綺麗だもん｣






なんか蛍見るいちごちゃんの横顔すげぇ綺麗で可愛くて、よく分かんねぇけどドクンッて、心臓動いた





玲於｢他にもあるけど、今度連れてって欲しい？｣





貴｢うん、見たい、おばあちゃんの玲於君の地元のいい所沢山知りたい｣






少し幸せそうに微笑むいちごちゃん、この笑顔また見たいって何度も思う

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