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手の平越しに ページ31

玲於「顔真っ赤」







どうしよう、おでこにキスされて、抱き締められて、好きって







状況が理解できなくて、ただひたすらに胸の鼓動を早めて玲於君に聞かれていないかと心配する事しか出来ない







貴「だ、ダメだよ..」







玲於「何が?」








貴「何か、きっと玲於君は勘違いしてるんだよ..」








そう、勘違い、友達としての好きを勘違いしてるだけ、そうでしょ?







玲於「..はぁ、これでも分かんねーの?」








溜息をした後、大きな花火の音が部屋中に響いた瞬間....









貴「えっ..へ..」








玲於「これでもまだ勘違いって言うつもり?」









玲於君の唇は私の額ではなく、唇に触れて、キスをした。ほんの一瞬の甘いキス








貴「なっ..、え..」








玲於「ふは、真っ赤、好きな奴にしかこんな事しねーから」







貴「..、好きな、やつ」









玲於「そう、俺が好きなのはいちごちゃん、分かった?」







貴「なんで..っ」








なんで、どうして玲於君は私がだめだって決めたのにそうやって意図も簡単にその意思を崩すの?









もしこのまま付き合えたとしても、直ぐさよならなんだよ?会えないんだよ?









だから、好きじゃないって、応援するって決めたのに、私の事を抱きしめてキスをして、またそうやって私の意思を直ぐに崩す








玲於「いちごちゃんは、Aは俺の事どう思ってんの」








泣きそうになる私をジッと見つめ、問う








貴「わたしは..」







私は.. 、今までの楽しかった思い出が頭の中に流れ込んでくる、辛かったことも、初めての経験も









全てそれもこれも全部玲於くんがいて、ダメな筈なのに、考えるよりも先に体が動いた







貴「私も、玲於くんが好き、大好き」









玲於くんの唇に手を起き、自分の手越にキスをする、最初で最後の告白、私の本音 。









玲於「俺さ、決めたわ。」







一瞬目を見開き少しだけ顔を赤く染めあげた玲於くん








玲於「絶対に、いちごちゃんの事寂しい思いさせないから、」







貴「っ..、」








玲於「もし会えなくなっても、電話だって毎日するし」








貴「玲於、くん、」







真剣な目で私を強く抱き締めてそんな事を言ってくれる、嬉しくて、胸が痛くてまたポロポロと涙が溢れてしまう








玲於「絶対に泣かせねぇからさ、俺が迎えに行くまで、待ってて。」

甘い時間が→←白馬の王子様



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なつみ(プロフ) - 続編が見たくなるほど感動しました!いい作品ありがとうございました!! (2018年12月5日 20時) (レス) id: ecc44db2d1 (このIDを非表示/違反報告)
mnyny1(プロフ) - 続編書いてほしいくらい大好きなお話です!!! (2018年12月5日 1時) (レス) id: 33af31bf18 (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - あ〜!このお話すっっっごい!大好きでした!! 最後の結末が感動でした!(T ^ T) つぎの新作も楽しみにしてます! (2018年12月5日 0時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - とっても素敵なお話でした。大好きです! (2018年12月4日 23時) (レス) id: d78e2db400 (このIDを非表示/違反報告)
ますみさん(プロフ) - 皆さんありがとうございます;;一つ一つ大事にコメント読ませて頂いてます!!完結できたのも皆様おかげです。ほんとにありがとうございます。 (2018年12月4日 22時) (レス) id: ae066e6e2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ますみさん | 作成日時:2018年10月9日 22時

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