湧き出てきて ページ20
玲於side
佳奈｢でも私は玲於が好き。｣
少しの沈黙の後に佳奈が口を開いて俺に好きって言った、俺は状況が理解出来なくて佳奈の顔を見るだけ
佳奈｢ごめん、何も言わないで聞いてくれるかな、私ね最近まで玲於の事をただの家族みたいな存在って思ってた｣
玲於｢うん｣
佳奈｢でも、Aちゃんと仲良くしてるの見て、なんか胸が苦しくなってさ、あー玲於のこと好きなんだって気づいたの｣
玲於｢苦しい？｣
佳奈｢そう、胸がぐって締め付けられてAちゃんに嫉妬して気づいたんだよ、私はずっと前から玲於が好きだったんだって。｣
少しだけ笑いながらでも苦しそうな顔をする佳奈
玲於｢佳奈、でも俺は..｣
佳奈に所謂告白って奴をされて、脳裏に浮かんだのはいちごちゃんの顔、とびっきりの笑顔
でも、なんで、いちごちゃんの顔が浮かんだ？
コックが緩んだみたいにいちごちゃんとの思い出が湧き出てくる。そして胸をぎゅうと締め付けられる感覚に襲われる、あぁ、これが好きってことなんだ 。
勿論妹とか友達とかじゃなくて、恋人に成りたいって意味の好き、
佳奈｢うん、分かってるよ、玲於見てたらわかる、Aちゃんのこと大好きだって事｣
玲於｢ごめん、｣
佳奈｢謝らないでよ。それに私が言いたかっただけだから、はい今からまた幼馴染！ ｣
すっかり辺りは夕日が落ちて暗くなり鈴虫の鳴き声だけが公園に響き渡る
玲於｢佳奈ごめん、ありがと｣
きっと佳奈は俺がいちごちゃんの事を好きって事気づいてたんだろーな、俺よりも先に、きっと気づいてた
佳奈｢気付くの遅いからね？私に感謝しな！｣
もうふっ切れた笑顔で俺の背中叩いてさ、さっきまで泣きそうだったくせに、でも今は不思議とそれが心地好くて、うるせーわって俺も軽く佳奈の背中を叩く
玲於｢あー、気付くのおせーわ。｣
もっと早く気づいて、自覚してればよかった、だって今更気付いたって夏休みはあと少しで終わる。
もし恋人になれたとしても直ぐに離れ離れになる
佳奈｢うん、馬鹿だね｣
玲於｢まだ間に合うと思う？｣
佳奈｢何が？恋に遅い早いもないでしょ、馬鹿玲於早く行きなよ。｣
玲於｢ふは、だよな｣
早くいちごちゃんに会いたくて、抱き締めたくなって公園を走って抜け出す
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なつみ(プロフ) - 続編が見たくなるほど感動しました！いい作品ありがとうございました！！ (2018年12月5日 20時) (
レス) id: ecc44db2d1 (このIDを非表示/違反報告)
mnyny1(プロフ) - 続編書いてほしいくらい大好きなお話です！！！ (2018年12月5日 1時) (レス) id: 33af31bf18 (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - あ〜！このお話すっっっごい！大好きでした！！ 最後の結末が感動でした！(T ^ T) つぎの新作も楽しみにしてます！ (2018年12月5日 0時) (レス) id: f04cf3a636 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - とっても素敵なお話でした。大好きです！ (2018年12月4日 23時) (レス) id: d78e2db400 (このIDを非表示/違反報告)
ますみさん(プロフ) - 皆さんありがとうございます；；一つ一つ大事にコメント読ませて頂いてます！！完結できたのも皆様おかげです。ほんとにありがとうございます。 (2018年12月4日 22時) (レス) id: ae066e6e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ますみさん | 作成日時：2018年10月9日 22時
