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気分が憂鬱だ。

今日、真澄くんに会ったらなんて声かけよう。





なんて考えている内に体育館の前。

大きく息を吸い込み、体育館の扉を開けた。





『っ!?』

真「っ!?」





扉を開けると目の前に真澄くんがいた。

どうしよう、さすがに心の準備出来てない。





『えっと…あの…』


真「ごめん」


『へ?』


真「無視した事と、叩いた事」





頭を下げてから、今にも泣きそうな顔で見つめられる。





真「赤くなってる…」





真澄くんに触れられる手が熱い。





『大丈夫だよ。真澄くんと仲直りできただけで充分だから』


真「…それと、俺はやっぱりアンタの為にバスケをする。でも、アンタが大事にしてるこのチームで優勝したいのは本当だから」


『うん!』






それだけで充分だよ。

真澄くんがチームのことを思ってくれるだけで、嬉しい。





真「はぁ…好き」


『真澄くん?』


真「……好き」






段々と近づいてくる真澄くん。

この状況、知ってる。





『………!!』





あと数センチ。

私は、咄嗟に目を閉じた。





笠「早く練習やるぞ…って、」





体育館に入ってきた笠松先輩の目が合う。

まずい、確実にまずい状況だ。





笠松先輩の顔が驚くほど真っ赤に変わる。





笠「テメェら、体育館で何やってんだぁぁ!!!!////」


真「また邪魔された」





笠松先輩が来てくれて良かった。





でも、来なかったら本当に私…?

まだ気づけない、気づかない。






森「抜け駆けは禁止だぞ!」


真「うるさい」






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Gang ster×Sick - 私は真澄のモノになってもいい!貢がせて・・・。 (2019年11月16日 0時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲那 | 作成日時:2019年6月4日 7時

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