【碓氷真澄】アンタは俺だけを見てて_2nd_ (ページ2)

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真「ただいま」

真澄くんが声をあげると、しばらくシーンとしていたがすぐにドタドタと大きい足音が聞こえた。

？「真澄くん！？今までどこ行ってたの！？」

？「監督も心配してたぞ！」

？「ワタシ、心配で夜も眠れなかったヨー」

一斉に真澄くんを言葉攻めする四人。

展開が早すぎて全く読めない。

私、空気になってるな。

真「話すと長いから後で皆に話す」

？「はぁ…でも良かった無事で！」

？「全く、心配させるなよなぁ」

でも、皆本当にいい人そう。

真澄くん、ぶっきらぼうだけど心を開いているのがわかる。

？「で、そこのSSR級のJKは誰？」

『…S…S…R…？』

何語？てか、私のこと？

？「真澄くんの妹？」

？「いや、妹はいないだろ」

？「ってことは…」

真「俺の彼女」

少し満足気に話す彼に、また私の顔が赤くなる。

？「えぇぇぇぇぇ！？！？！？」

？「いや、監督さんはどうしたんだよ！？」

？「マスミがいない間になにかあったネ！？」

？「クソッ、なんで真澄なんだよ」

そうなりますよね。

ここには監督さんもいるんだ。

ふと横を見ると真澄くんもこちらを見ていて、"大丈夫"と言ってくれているようだった。

『えっと、桜木Aです。真澄くんと同い年で、真澄くんとのことを話すと長いんですけど…』

視線が私に集まる。

咲「あっ、僕は佐久間咲也です！真澄くんとは同じ学校で春組のリーダーをやっています！」

綴「俺は皆木綴っす。春組で、脚本も書いてます。よろしくっす」

シ「ワタシはシトロンだよ♪よろしくだヨ」

至「茅ヶ崎至です。よろしくね」

さっきのSSRの人とは思えないくらいの王子様スマイル。

真「コイツらは皆俺と同じ春組」

『春組って…？』

咲「ここは春・夏・秋・冬ごとに組分けされてるんです！その中の僕らは春組です！」

真「他の皆は？」

綴「たぶん皆まだリビングにいると思うけど」

真「じゃあ、他のやつらも紹介するからこっち」

ということは、結構な人数なのかな？

緊張する…。

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