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…噂を聞いて来てみたけど、やっぱり無理だ。
私はもう10分以上、ドアにかけられた看板を見つめていた。
看板には、「Jumping Car」の文字。
ここまで来たけど、…怖くて入れない。
ドアに手をかけて、やっぱり離して…ということを繰り返す。
その時、後ろから気配を感じた。
「…入んないの？」
あ「え？」
振り向くと、背の高い茶髪の男性が。
髪の隙間からのぞく目がシャープで、少し怖い。
ふわりと揺れた髪から香るのは、潮のにおい。
足はビーチサンダル…海にでも行ってたのかな？
「…店の奥のカウンターへ行って、バーテンダーに例の言葉を言えばいいから。
アンタ訳ありでしょ？」
この店に来た理由を見越しているのか、親切にも依頼方法を教えてくれる男性。
あ「え…？」
「この店に遊びに来たって訳じゃなさそうだし。」
まぁ確かに、私の格好は、クラブに遊びに来たって感じではない。
色気の無いカットソーに、ジーパン。
「それに後ろ、つけられてるから。」
！
後をつけられていることは知っていたが、
まさか、この男性が気づいているとは思わなかった。
「ホラ、行くぞ。」
そう言うと、男性は私の肩に手を添えて、
「Jumping Car」のドアを開け、店の中へと入っていった。
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侑優那(プロフ) - 良かったです！！楽しみます！ (2018年6月16日 22時) (
レス) id: 257c8867c8 (このIDを非表示/違反報告)
masuko(プロフ) - 侑優那さん» レスありがとうございます！ コメントいただいてやる気出ました！！(笑) これからも、楽しんでいってくださいね♪ (2018年6月16日 21時) (レス) id: a1a1c590f2 (このIDを非表示/違反報告)
侑優那(プロフ) - 初めて！やぶちゃんメインでこんな話が見れるなんて…！すごく楽しく読ませていただいています！これからも頑張ってください！ (2018年6月14日 23時) (レス) id: 257c8867c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：masuko
| 作成日時：2018年5月30日 9時
